イベントレポ:出版社対抗イチオシ本&クイズ大会
2021年11月16日、「K-BOOKフェスティバル 2021 in Japan」が開幕し、オープニングに引き続き「出版社対抗イチオシ本&クイズ大会」が開催されました。
このプログラムは、K-BOOKフェスティバルに参加出店している各出版社の担当編集者が登場し、イチオシ本のプレゼンテーションを行い、さらに素敵な商品が当たるクイズ大会も同時開催されるという豪華な内容です。
今年は、K-BOOKフェスティバルに参加した出版社44社のうち37社がこのプログラムに登場(うち8社はクイズのみ参加)しました。昨年に引き続き今回もオンラインでの開催となり、各編集者はそれぞれの場所からオンライン会議システムの機能を利用して登場し、視聴者はユーチューブでこのイベントを見てクイズに応募することができます。
進行役であるK-BOOKフェスティバル実行委員会事務局の佐々木さんが、1社あたり1分30秒の制限時間内でイチオシ本をプレゼンテーションしクイズの出題まで終わらせるというルールを説明し、早速プレゼンテーションとクイズがスタートしました。
担当編集者の皆さんは各イチオシ本を熱く、なおかつポイントをまとめて説明してくれるので、このプログラムを視聴するだけで今おすすめの韓国書籍を一度に知ることができます。
今回紹介されたのは最近の韓国書籍ブームをけん引している韓国人作家の小説やエッセイだけではなく、詩集、ノンフィクション、韓国語の学習書、児童書、絵本、料理本など多彩なジャンルの本で、日本で出版されている韓国書籍の層の厚さを改めて実感しました。
プレゼンテーションの中では、BTSなどのK-POPアーティストや韓国の人気俳優がSNSで紹介したことで話題になったという本がいくつかあったほか、クイズではK-POPや話題のドラマ「イカゲーム」と関連付けた出題もありました。
また、文学ユーチューバーに紹介されたという本もあり、いまや本を知るきっかけも多様化していることが印象的でした。
クイズ大会では、クイズに応募し正解すれば抽選でプレゼントがもらえます。各出版社からのプレゼントは、本はもちろん、トートバッグやマグカップなどの出版社オリジナルグッズのほか、韓国雑貨、調味料セット、そしてチゲ用土鍋つき韓国レシピなど、バラエティ豊かなものでした。
また、クイズでは進行役の佐々木さんからの珍ヒント(?)も飛び出し、画面越しに思わず大笑いしてしまいました。
このプログラムは、本を手に取るだけではわからない各編集者の生の言葉を直接聞くことができる貴重な機会でもありました。CMのように滑らかに話す人もいれば熱く語るうちに時間オーバーしてしまう人、また、他の編集者のプレゼンを熱心に聞き入っている人も多く、各編集者の個性を感じるとともに本全般への愛情も伝わってきました。オンライン会議システム利用のため社内の編集部と思われる場所から参加している編集者もいて、「本づくりの現場」をほんの少し垣間見ることができたことも興味深かったです。
各出版社の工夫と手際よく和やかな進行で、実際の時間よりも短く感じられるあっという間の1時間でした。来年はどんな本が紹介されるのか、はたまたどんなプレゼンテーションを聞くことができるのか、次回の開催も楽しみにしています。
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(レポーター;今野由紀)