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年忘れ女子会
わたしには、時々会っておしゃべりする大切な友人が2人いる。
ひとりは福岡出身。
そしてもうひとりは小樽出身のAさん。
昨日は、Aさんと忘年会ランチを楽しんだ。
夕方から彼女に予定があり、あまりゆっくりもできないので、カジュアルなイタリアンレストランで、ドルチェまである簡単なコースを頼んだ。
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レモン風味のピザ
久々なので、おしゃべりが止まらない。
お互いの孫の写真を見せ合った後、
お嫁さんが仕事に復帰したので2歳の孫には滅多に会えなくなったとこぼすAさん。
「息子の孫なんて他人と同じよ。
早く娘が結婚して、孫を生んでくれないかしら」
なかなか過激な発言だ。
ランチのあと、ご主人と合流して久しぶりに息子さんのマンションに行くのだとか。
たまにでも、孫に会えるだけで充分しあわせじゃないですか。
わたしはこの先、息子のほうの孫2人といつ会えるのか、そもそもこの先、会えるかどうかもわからないのだから。
たしかに、娘のほうの孫とはべったりで、Aさんが羨ましがる気持ちもわかる。
しかし、所詮娘は嫁に出した身。
孫を独占することはできない。
お互い、隣の芝生を眺めている。
そして、共通の話題は夫の悪口。
これはエンドレス。
わたしは、定年後テレビばかり観ている夫と一緒にテレビを観る気になれず、この頃すっかりテレビ嫌いになってしまった。
Aさんはマラソンばかりしている夫が無性に腹立だしいという。
他人から見れば、それほど深刻な悩みには見えないだろう。
何であれ、夫のやることなすことにことごとく苛立ちを覚える。
あとは老いた親のこと。
Aさんの妹さんは50代で他界してしまった。
晴天の霹靂。
母親のことは、この妹さんに任せ切りだった。
現在、認知症が進んでいて、小樽で一人暮らしをしているAさんの母。
以前、誰かが、一緒に銀行に行き、キャッシュカードの暗証番号を変えてしまったことがある。
実害もあったようで、警察にも届けたが、結局犯人はわからなかった。
どうやら家に出入りしていた、新興宗教の人らしい。
電力自由化で、勧められるままに契約先を変更したら、料金引き落としの手続きが完了しておらず、突然電気が止められたり、トラブル続きだった。
銀行のお金の動きをAさんがすべて把握できるようにし、毎週必要なものをネットスーパーで注文するなど、遠隔地から見守っているが、限界もある。
まとまった休みが取れれば、出来る限り小樽に様子を見に帰っている。
先日は高齢者施設の見学に行ってみたけれど、帯に短し襷に長しで、まだその気にはなれなかったという。
わたしたち2人が会えば、話題はいつも、いい年をした子どもたちのこと、夫のこと、老親のこと。
これが3本柱だ。
愚痴をいい合って、スッキリすると、1月の新年会の場所まで決めて解散した。
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マクラメのイヤリング。
洗面所で自撮り
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たまにはオシャレな靴を。
女子会ってやっぱり、
ウキウキする。
hitoriさんの作品のファンです。
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