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あの楽器の名前

ゴールデンウィークに帰省していたせいか、突然こんな懐かしいメロディが頭にふっと浮かんできました。

私が生まれて育ったところは
 どこにもあるような〜♪


アレ?
これって、なんの歌だっけ?

冒頭の歌詞を入力して
検索する。

あ〜、野路由紀子の歌だった。


〽️私が生まれて育ったところは
 どこにもあるような
 海辺の小さな 港のある町よ
 かもめと遊んで かもめと泣いた
 幼いあの頃に もどりたい
 もどりたい もう一度
 男に捨てられた 泣かされた
 だまされた
 そんな私が そんな私が
 ばかに ばかに見えるでしょう
 大人の世界を知らない頃に
 もどってみたいけど 
 むりかしら むりなのね
 いやになっちゃうわ



YouTubeで聴いてみたら、

カァーーッ

やたらこの音が耳に残る。
くどいほど何度も出てくる。

この楽器、テレビで見たことあるけれど、なんていう楽器だったっけ?

再度検索。

見つかった!

ヴィブラスラップ。

ご存知の方はご存知でしょう。

名前は知らなくても音を聞けば
あ、あれね
と思われることでしょう。


昔から時代劇などの効果音によく使用されています。
何か決定的な場面で使われる、長く残る乾いた音。
バラエティ番組でも、ちょっと笑いが欲しいような場面で

カァーーッ。


昭和歌謡には、ちょいちょい使われています。
存在感のある音です。


北島三郎 『与作』
冒頭から、カァーーッ。
一番だけでも何度も聞くことができます。



このヴィブラスラップという楽器、
演歌や時代劇に合うので、和の楽器かと思いきや、もともとラテンのパーカッション、キハーダ(ロバや馬の顎の骨で作った楽器)の代用品として作られたものらしいのです。

荒井由美『中央フリーウェイ』

冒頭からカァーーッ。

ちょっと意外。


最近ではハンバーグ師匠ことスピードワゴンの井戸田潤さんが
ハンバーグ!と叫びながらこの楽器を持ち、
カァーーッとやっています。


自分の興味の赴くままに
いろいろ調べた結果、
ハンバーグ師匠に辿り着きました。

最後にカァーーッの大サービス。
こちらをどうぞ。


『あゝ人生に涙あり』
里見浩太朗・横内正

人生楽ありゃ 苦もあるさ♪