おむすびか、おにぎりか
朝ドラの『おむすび』に因んで、握り飯の呼び方について考えてみたいと思います。
以前、noteでもこの問題について少し触れたことがあるので、再考です。
上の記事では、地域差もあり、コンビニによっても呼び名が違うと書きました。
今でもそうなのかは、追跡調査をしていないのでわかりません。
noteでも、福岡が舞台なら「おにぎり」のはずなのに、なぜタイトルを『おむすび』にしたのか、と呟かれている方がいらっしゃいました。
ネットで調査すると、たしかに、九州地方では、「おにぎり」「にぎり」「握り飯」と呼ぶことが多いとのこと。
「にぎり」というと、握り寿司を連想してしまいます。
今回の朝ドラの場合は、主人公が米田結ちゃんですし、「人と人との縁を結ぶ」的な意味合いも込めているのなら、このタイトルも致し方ないのかな…と思います。
関西の人は同じ「おにぎり」でも、「ぎ」を強めに発音されますね。
また、俵型が三角かという問題もあります。
わたしの実家は基本的に小ぶりな俵むすびでした。
焼き海苔より味付け海苔を巻くことが多かったです。
たまに気分を変えて、母が三角に握ってくれることもありました。
わたしは、どちらも作りますが、お弁当箱に詰めやすいのは俵型です。
昔話のタイトルは『おむすびころりん』。
『さるかに合戦』などの、絵本の挿絵は圧倒的に三角むすびが多い。
ビジュアル的に映えるのでしょう。
わたし自身は、あまり意識しませんが、どちらかというと「おにぎり」と呼ぶほうが多い気がします。
握らないおにぎり、「おにぎらず」という新ジャンルも、すっかり定着しています。
先日、お昼のニュースの前にたまたま観たのですが、俳優の田中健さんが、パッタンおにぎりというのを紹介されていました。
切り込みを入れた全形のり一面に、ご飯と具材を4分割してのせて、パタンパタンと折り畳んでいきます。
ちょっと難しそうですが、コツさえ摑めば楽しく作れそうです。
見た目はおにぎらずとほぼ一緒。
写真映えもバッチリでした。