昔はなかった職業
昔はなかった職業。
いろいろあるけれど、コメンテーターもそのひとつ。
夫が定年退職してからは、まったくワイドショーというものを観なくなった。
以前は見るともなく、なんとなくテレビをつけていることが多かった。
先日、お昼時に飲食店に入ったときに、久々にお昼のワイドショーを観る機会があった。
コメンテーターがずらりと並んで、強盗事件について順番にコメントしている。
元お笑い芸人。
元政治家。
元官僚。
元警察官。
現役産婦人科医師など。
どの人も目立ちたい、存在感をアピールしたい気持ちがミエミエで少々鼻につく。
何か事が起きる度に、その分野のエキスパートが朝昼晩、登場する。
テレビ局をたらい回しにされている。
感染症の専門家、地震の専門家、麻薬の専門家、中東の専門家、ロシアの専門家、防衛関係……
その道一筋に研究してきた人が脚光を浴びることは悪くないと思うが、中には胡散臭い人が紛れ込んでいることもある。
さて、今日の話題は台風1号でしょうか。
気象予報士も今は花形職業ですね。
わたしが子どもの頃は、気象庁の職員が訥々と天気予報を伝えていました。