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あいづのこころ
会津若松で、バスの一日乗車券を利用して、あちこち観光しました。
なんとなく土地鑑もついたところで、最終日は半日、夫と別行動で、七日町から会津若松駅辺りをひとりで散策しました。
街のそこここで、それこそイヤというほど見かけるのが、この掲示板。
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このタイプが多い。
一、人をいたわります
ニ、ありがとう
ごめんなさいを言います
三、がまんをします
四、卑怯なふるまいをしません
五、会津を誇り年上を敬います
六、夢に向かってがんばります
やってはならぬ
やらねばならぬ
ならぬことは
ならぬものです
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数十メートル?
数百メートル?毎に見かける
「あいづっこ宣言」
まるで見張られているかのよう。
会津の人々は、子どもからお年寄りまで、「ならぬことはならぬものです」を規範として日常生活を送っていることがわかります。
車が来てないときには、自己責任で横断歩道を渡る夫も、
「赤信号で渡ってはなりませぬ」と言いつつ、信号待ち。
会津藩の『什の掟』の中の
「ならぬことは ならぬものです」
という教えが元になっています。
(什とは、会津藩士の子弟を教育する組織のこと)
大河ドラマ『八重の桜』で、一躍脚光を浴びたこのフレーズ。
子どもの頃から、こうした社会のルールを心に刻むことは、今も昔も大切なことだと思います。
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會津壹番館
帰宅しても、まだ福島ネタが尽きません。