息子がオジサンになっても
年齢的にも風貌的にもオジサン化が現在進行中の息子。
こちらとて、婆さん化が著しいのだから、文句は言えない。
息子の誕生日の朝にLINEでおめでとうメッセージを送った。
娘は家族のグループLINEに、兄へ素敵なバースデーカードを送った。
しかし、一晩たってもお礼の返信はない。
それどころか、既読さえつかない。
まぁ学生時代から3〜4日は平気で消息を絶っていた息子だから、そのくらいでは、驚きはしないが。
翌日の朝に娘から
birthdayに飲み過ぎて二日酔いかな?
心配だぜ
というLINEが入った。
そう、誕生日は要注意日なのだ。
20代の頃、誕生日に飲みすぎて、路上で寝てしまい、たまたま行き合わせた通行人に通報されて救急車で運ばれたことがある。
誕生日に静岡で友達と飲んだ帰りだったらしい。
静岡市の救急病院に一泊しただけで何事もなかったが、随分高いホテル代だった。
今年のゴールデンウィークに初めて息子のマンションを訪ねたら、卓上にウイスキーの瓶が並んでいた。
一人暮らしなので、酒量が増えているのか。
随分前だが、わたしの従兄弟が、入浴中にヒートショックで亡くなった。
まだ40代前半だった。
この話は前にnoteにも書いたが、一人暮らしで、おまけにお正月休みだったために死後数日が経過していた。
そのことが脳裏を掠める。
まさか…ね。
会社を休んでいたら、何か連絡があるはず。
翌日の午前中も既読がつかないので、痺れを切らして昼休みに本人のケータイに電話をしてみた。
こちらから息子に電話することなどまずないのだが……。
出てこない。
10分ぐらいして、漸く折り返し電話があった。
「あ、生きてたんだね」
安否確認ができたので、すぐに電話を切った。
その後、娘から
「飲み過ぎたわ」と10時頃LINEが入った、と連絡があった。
娘も心配になって兄に連絡をとっていたようだ。
息子がアラフォーと呼ばれる立派なオジサンになっても、心配のタネは尽きない。