脳裏を掠めるあの日のこと
わたしの従弟は40代前半で他界した。
一人暮らしの自宅で、死後数日が経過していた。
第一発見者は叔母。
息子が年明けに仕事場に来ないので、様子を見に行った。
第一発見者が実の母とは。
最悪のパターンだ。
もちろん変死扱いで、警察が調べに来たらしい。
このことは以前にnoteに書いた。
従弟は20代で離婚して、一人暮らしを謳歌していた。
仕事も順調だった。
よく遊び、よく働く。
子ども時代はヤンチャで、いつも「ライダーキック」と叫びながら蹴りを入れてきた。
冷蔵庫にはお店で買ったお節料理やオードブル。
大鍋にはおでんがいっぱい煮てあったという。
冬になるとヒートショックが怖い。
従弟は不摂生で、肥満気味だった。
この従弟に、一人暮らしの息子が重なる。
従弟は、浴室で全裸で発見された。