ほめ達検定
世の中には、ありとあらゆる分野で知識を競う検定がありますが、中には、驚くべきユニークな検定もあります。
わたしが、以前から気になっていたのは、こちらです。
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国家試験ではありません。
一般社団法人ほめる達人協会が行っている検定試験です。
この検定を知ったきっかけは、radikoでした。
わたしは、広島東洋カープのファンなので、シーズン中はradikoで中継を聴くことが多く、その時は必ず、広島ローカルのRCC(中国放送)の放送を聴きます。
100%カープ贔屓の実況なので、安心して聴くことができます。
解説者も生え抜きの安仁屋宗八さん、山崎隆造さんらOBの方ばかりなのもうれしいポイントです。
いつも決まって流れる、気になるCMがあります。
自動車学校のCMなのですが、教官がこの「ほめ達!」検定を受けた方ばかりというのを盛んにアピールしているのです。
自動車学校の思い出は悪夢でしかありません。
実家に車がなかったので、車の知識が皆無というハンデがあり、加えて運動神経が皆無というほどの不器用な人間なので、途中で不登校になったりしながら、大変苦労して免許を取得しました。
とにかく教官が恐ろしくて恐ろしくて。
ブレーキを踏まれると心臓がキュッと縮みあがりました。
加えて罵詈雑言。
教習車は緊張と恐怖の空間でした。
人は叱られると、萎縮してしまい、本来の実力さえ発揮できなくなります。
褒められるとお世辞と知りながらも、まんざらでもない気持ちなり、もう少し頑張ってみようかな、というモチベーションになります。
「ほめて育てる」という言葉もあります。
あまりに見え透いた褒め言葉は、
却って相手に不信感を抱かせますが、上手に褒める技術なら、学んで身につけたいものです。
技術というと語弊があるかもしれませんが、誰かを褒めるときには、その人のことをしっかり見て、良いところを具体的に伝えることが大事です。
子育てや学校、職場など、あらゆる場面で、人を上手に褒めて、やる気を引き出せるのなら、それは素晴らしいことだと思います。
わたし自身、母親にとことん貶され叱られて育ったので、自己肯定感が低く、未だに褒められることに慣れません。
褒められると
ウソでしょ?
そんなわけないよ!
と全否定してしまいますが、
にっこり笑って素直に
ありがとうといえる人になりたいものです。
素直な心を持つこと。
それがしあわせに生きる秘訣なのではないでしょうか。
ほめてあげれば、子どもは明るい子に育つ