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息子は人質?

子どもたちのPTA活動で知り合って以来20余年、何でも本音で語り合える友人が2人います。
3人の共通点は息子が一人ずついること。

我が息子はシングルになっちゃいましたが、会えば息子のこと、お嫁さんのことが話題に上ります。
 
今どきの姑はお嫁さんに最大限気を遣っていますね。

わたしたちの時代は姑に表立って逆らうこともなく、そんなものだと思っていました。

時代は変わりました。
わたしたち世代は姑に気を遣い、お嫁さんに気を遣い、ものすごく損してるんじゃない?
そんなことを語り合います。

お嫁さんのご機嫌を損ねると孫にも会わせてもらえないし、息子は人質のようなものだし。

上辺だけでも友好関係を保つしかありません。
いえいえ、わたしたちは我が娘として、お嫁さんを迎え入れたつもりでしたが、所詮片思いだったのでしょうか。

わたしは夫の母には、大変よくしてもらいました。
有難かったけれど、「息子を宜しくね」という裏メッセージをひしひしと感じていました。
義母はいつも「我が子より孫が可愛いという人がいるけれど、信じられない」といっていました。
本音だったと思います。

わたしは娘のところにも孫がいるので、「いいわねー」と友人からいつも羨ましがられます。

でも、孫にあまり深入りしちゃいけません。

孫は孫。
自分の支配下に置くことはできません。

口出しし過ぎて、母子関係が疎遠になった人も見てきました。

たとえ身内でも、近づき過ぎず、一定の距離をおくこと。

多くを求めず、
細ーく長ーーく

それが人間関係を円滑に保つための極意でしょうか。

念の為にいっておきますが、息子も母親の所有物ではありません。
掌中の珠のように慈しみ育てていた時期もありましたが、今では完全なオジサン。
もうとっくに、誰かにくれてやったものと割り切っています。