コロナの置土産と危険な溶連菌
物置き同然になっている息子の部屋から大量のマスクの箱が見つかりました。
夫がまだ現役だった頃、会社から支給されたもの、息子の会社から支給されたもの……
手つかずのこのマスクもありました。
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大量のマスクの箱は、コロナの置土産です。
電車の中などで咳が出ると、未だに視線が怖く、
春先は花粉や黄砂、その他の塵芥を吸い込んでしまいそうで、コンビニに飛び込んで、マスクを買うことも屡々でした。
開店前のドラッグストアに並んで、言い値で高いマスクを買わされていた頃もありました。
それでも当時は争奪戦でした。
今ではどこのお宅にもマスクが飽和状態なのではないでしょうか。
我が家には、一生分か!?というほど在庫があります。
みんな、真夏でもマスクをして頑張っていたなぁ。
あの息苦しさは、先が見えないコロナ禍の閉塞感そのものでした。
もうあんな夏は御免です。
ところが、です。
火曜日の夜、NHK『クローズアップ現代』を観ていたら、劇症型溶連菌という病気が取り上げられていました。
溶連菌による咽頭炎といえば、子どもがよく罹る珍しくもない病気です。
コロナ同様、子どもが重症化することは少ないのですが、
高齢者が感染した場合、死に至る危険性もあるので、要注意とのことでした。
劇症化すると、致死率3割。
多臓器不全や組織が壊死すると切除しなければならず、足を切断したなどというケースもあるようです。
この病気が、かつてない広がりを見せているらしいのです。
また新しい感染症の脅威が…
発熱後、数日で劇症化するケースもあるらしく、感染経路も不明なことが多く、医師でも症状が見分けにくいということです。
人食いバクテリアとも呼ばれ恐れられている病気です。
傷口から溶連菌が奥深く侵入して…というケースが多いらしいのですが、傷口が見つからないこともあり、患者さんにはまったく身に覚えがない人もいるようです。
半数は感染経路が不明というのは不気味です。
会話の中での飛沫感染や接触感染も疑われるとのことで、予防のためには、この夏もマスクが手放せないのでしょうか。
コロナが第5類に移行し、
ちょっとホッとしたところで、社会全体の免疫力が落ちている今、より一層の注意が必要であると番組は警告していました。
徒に怖れず
正しく怖れる
このことがとても大事ですと、専門家の先生はおっしゃっていました。
※詳しくはNHKプラスなどで
ご確認ください。
イラストはコーヘーズさんよりお借りしました。
ありがとうございます。