昭和の能天気
なんだかんだいっても
日本は平和です。
わたしの頭の中も晴れ時々くもり。まずまず平和です。
昭和歌謡にもありますね。
能天気な歌。
それがどうしたの?
ツッコむのは野暮というもの。
ただ只管にハッピーを追求。
ほとんどメッセージ性なし。
そんなお気楽な歌を歌うのは、アイドルと相場が決まっています。
田原俊彦 『ハッとして!Good』
1980年(昭和55年)
プリンスといえば、
King &Prince
とくにファンではないのですが、
主要メンバー3人の脱退は、
2022年で最も驚愕したニュースのひとつです。
たのきんトリオの長男、としちゃんのこの歌はチョコレートのCMに起用されました。
能天気指数は『ニンジン娘』と双璧です。
天地真理『恋する夏の日』
1973年(昭和48年)
白雪姫と呼ばれたアイドルの中のアイドル、天地真理さん。
アイドルの姿のままで、心に焼き付けておきたい人です。
当時、テニスはまだハイソなスポーツというイメージがありました。
城みちる『イルカにのった少年』
1973年(昭和48年)
完全にメルヘンの世界です。
タイトルから連想されるのは、
1957年の映画『島の女』
(ソフィア・ローレン主演)。
ブロンズ像のイルカに乗った少年を巡るアドベンチャーロマンです。
この映画が何かのヒントになったのかも知れませんが、内容はまったく無関係です。
麻丘めぐみ『わたしの彼は左きき』
1973年(昭和48年)
まったく深刻さが感じられないこの
お悩み。
わたしの彼は左利き
それがどうした⁉︎
全力でツッコみたくなります。
当時クラスの男子は
「わたしのわたしの彼は左巻き」
と替え歌を歌っていました。
最後は、朝ドラにも登場。
この方です。
↓
吉川晃司『モニカ』1984年(昭和59年)
吉川晃司さんは、今では俳優で燻銀的な存在です。
デビュー当時はアイドル路線。
歌詞の中に
八月のsad songというフレーズがありますが、あまりsadな感じはしません。
上の画像では、司会の井上順さんによるとこの時足を骨折されているそうで。
超人的な身体能力の持ち主です。
ところで、能天気という言葉を脳天気と最初に表記したのは、SF作家の平井和正さんだとか。
確かに、能天気より脳天気の方が
しっくりくるような気もします。
でも正しい表記はあくまでも、
能天気らしいです。