お役所言葉を改善させるには何が必要か
「お役所言葉」というものがあります。「可及的速やかに対処する」「虚心坦懐に受け止める」などの言葉を聞いたことはありませんか。こうした言葉は文章としては最悪で、なにも伝えていないことと同じです。
「検討する」「配慮する」「考慮する」などの言葉は、何かをすることを示唆しながら何もしない場合に使用されます。文字通り、「検討する」だけでは何も改善しません。さらに、抽象化を促すために「~化」「~性」など接尾語が用いられます。接尾語は単独では用いられる語ではありませんが、種類が多く造語