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【英国MBA日誌】#68. Serendipity

キャリアウィーク4日目です。
朝から2時間のプロジェクト会議を行いました。
3つのグループに分かれて実施していた調べ物等をお互いに共有して、適宜ディスカッションをしました。
特に別グループの3日間の動きをあまり詳しくは把握していなかったのですが、意外にも結構時間をかけたであろう結果だったので(期待値低すぎる?だけ笑)、ちゃんとやっているやん!と感心しました。逆に私たち二人の方がやや手抜き感はありましたが、議論が弾みよかったです。

昼ごはん後エッセイに着手した後夕方からは、「Tech Fair」という3時間半に及ぶイベントがありました。
Cambridgeに支社のあるグローバルTech(Samsung, NVIDIA 等々)の方々が各企業10~20分程度のプレゼンを行いました。
元々は企業の紹介や、なんなりインターン、Fulltime等のJob Opportunityの話かと思っていたらゲストスピーカーのキャリアの学び的な話が主題で
いくつかTake Awayできることはありましたが、期待していたものとは違った印象です。

その中でも特に複数のスピーカーが共通して「Serendipity」というワードを使っていました。
あまり、聞きなれない様な単語ですが、GREで散々覚えていた単語なので一年ぶりに出会った感覚でした。意味は「偶然の産物」「幸運な偶然を手に入れる力」といったものです。

簡略化すれば、今のキャリアがあるのも偶然の産物で、大学の卒業を延期している間に出会った人、や機会、積んだ経験が重なりあって、、、みたいなよくある話ではあります。

メッセージとしても、「とにかく不安を感じすぎずに、目の前のことを楽しみ、興味を持ち続ければいつか将来にいきるかもよ!」といったConnecting the Dots的な話ではありますが、最近MBAに来てから保守的になっている自分がいるというか、やることが多いことも含めて全てに全力を注げないことはわかっているけれども、満遍なく卒なくことなしていこうみたいな思想になり、キャパ超えるくらいなら〇〇という機会は諦めようみたいな発想になっている部分があり、少しギアを変えないと本当にただプログラムの上に乗っかるだけで1年終わりそう(てかもう2ヶ月終わったの・・・)なのが恐怖でしかないです。わかっていても、当たり前のことでも「とにかく不安を感じすぎずに、目の前のことを楽しみ、興味を持ち続ければいつか将来にいきるかもよ!」ということがなかなかできないんだよな〜

本来はこのセッションの後にゲストとネットワーキング的なイベントもありましたが、Japan Clubの全体集会があったのでそちらに参加しました。

その後本来はFormal Dinnerがあったのですが、諸々のコミュニーケーション齟齬などにより、予約がキャンセルになっていたことが私に正しく伝わっていなかった様で(泣)、ただそれを負い目に感じたらしく予約者に晩御飯をご馳走になることに。

行ったお店は「Flat Iron」というステーキレストランでした。
控えめに言ってめちゃくちゃ美味しく、健康的ではない食事であることは重々承知の上、リピート確定くらいのレベルでした。

食事中彼とは、MBA後のことや、キャリアのこと、日本のことなどについて語りました。やることが多すぎてなかなか手が回らないが私たちは「仕事を得ることを何よりも優先しなければ!」という意見を分かちあいつつ、彼と比べると全然就活できていないので焦りを感じます。
彼は日本にかつて2年ほど住んでいたらしく、観光客気分で日本ええよね!と言う意見ではなく、長期間住んでみている立場から私が日本に戻ろうとしていないことに対して深掘りを受けました笑
私も最近オランダに戻るとかいっている割に、オランダのどこが良いか(日本と相対的に)という点の言語化があまりできていないなぁと感じます。
「なんか平和的なんだよな」「子供が、ワンちゃんが幸せそう」「ワーキングカルチャーが」みたいな回答をすることがおおいですが、仮に妻の駐在が決まらなかったらオランダに行くことも、オランダで働きたいと思うこともなかったと考えると、この選択は果たして正しいのだろうか?
日本人がわざわざちょっと背伸びして、これから待ち構えるであろうハードな就活を乗り越えてまで、米国や英国、中国と比べると経済的に小さい、英語がネイティブの国でもない場所に戻る意味、理由はどこにあるのだろうか?と考えることもあります。

日本に戻るならまだしも、それ以外の選択を取るのであればそれなりの理由を自分で持っておかないと、選択を後悔することにもなるなと思います。

とはいえ、前向きに捉えるとオランダに住めたことで、オランダという国が自分の中で言語化はできていないながらも大切な位置にあり、その生活もあって今のMBA生活があるので、これはまさにSerendipityだなと感じた1日でした。

では。

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Kbita
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