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katiko
【創作について】〆切まであと…しかない
作家にとって、最も恐ろしい言葉。それは「〆切」でしょう。依頼の仕事やコンペであっても、当然ながら設定されている日時です。これがあるから書けるとも言えるし、これがあるからプレッシャーも半端ないとも言えます。
うちの学校でもシナリオの大きなコンクール前になると、「〆切」に焦る人が大量に発生します。私はいつも二つのことを、生徒さんたちに言っています。
①ご利用は計画的に
仕事であれば、至急というのは有り得ます。しかし、コンクールやコンペなどは「〆切」が明示されています。なので、それに向かってスケジュールを立てていくしかないわけです。
※定期的なコンクールなどであれば、一年前におおよその時期は把握ができます。
もちろん自分の力量や取材の状況などのどれだけ準備してきたかや、普段持っているタスクとの兼ね合いはあります。だから、その中で執筆にかけられる時間を最大限に作るしかないのです。
スケジュールも含めた事前準備は計画的にしましょう。焦って解決するなら、好きなだけ焦ってください。焦りに生産的効果を信じるならそれも良いと思います。
②まだ…もあるよ
どんなにスケジュールを上手く調整していても、作品が仕上がらない。思うような出来じゃない。物語の創作においてはそんなこともあるでしょう。だから、こうも言っています。
「まだ…もあるよ」です。しかないと思うのか、まだこんなにあると思うのか。私はまだかける時間があると思うほうが、気持ちの余裕にもつながると思ってます。
もうひとつ言えば、ほとんどの人には来年もあるわけです。「〆切」に間に合わすのが目標でしょうか? 自分の描きたいものを書ききるのが目標でしょうか。
考え方ひとつで変わることも多いと思います。無駄に焦らず、〆切のスリリングさを楽しめるようになってもらえると嬉しいですね。