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英語学習は、RPGみたいなもんだ

今日、オンラインの英語レッスンで、口をついて出た言葉に、生徒さんも自分も、ものすごく納得感があったので、書いておこうと思います。

知人の紹介で、4月からTさんとオンラインの英語レッスンをはじめました。ちょうど3ヶ月くらい経ちますが、楽しく続けています。

Tさんはバイト先の外国(インド・スリランカ)の方と、英語で仕事の会話や雑談をしたい!と英語学習をはじめました。中学時代、英語は嫌いではなかったけど得意でもなく、単語も文法もほとんど忘れた、と。「高校で英語の授業ってありましたっけ?」(たぶん、どこでも、あったと思います…、とお伝えしました。)という感じ。私も大人に教えるのははじめてだけど、ひと通りの文法やビジネスで英語を使った経験もあることをお話しし、まずは中学英語の復習をやってみましょう、と、週1回30分、Zoomのオンラインレッスンをはじめました。

教材がないと説明も難しいので、NHKのラジオ英会話の中学1年生向けのテキストを買っていただき、毎日15分聴いてもらうようにお伝えしました。
ちょうど同じ番組を、娘と寝る前に毎晩聴いているので、その1週間でとりあげられた文法事項や単語を、オンラインレッスンで復習する、という形をとりました。

また、アウトプットが大事です、とお伝えすると、毎日LINEで日記を送ってくれるようになりました。読み上げた音声録音も。LINEが届くと、単語や言い回し、文法、発音などをアドバイスしています。

今日は週1回のオンラインレッスンの日でした。ラジオ講座で分からないところの確認と、習った表現を使う練習です。

今日のレッスンが一通り終わり、Tさんの発音がとても良くなったこと、習った表現を使って、より多くのことが伝えられるようになってきたと感じている、とお伝えしました。その時に、思わず、こう言いました。

「英語学習って、ロールプレイングゲームみたいなもんなんですよ。ひとつずつアイテムをゲットして、経験値をあげて、バトルの時にゲットしたアイテムをうまく組み合わせて使う。なので、アイテムをゲットしたときに、そのアイテムの特性をよく理解しておけば、うまく活用できるし、アイテムの数と経験値が増えれば、強い相手と戦っても勝てるようになってきます。」

Tさんは「なるほど〜!そんなふうに考えたことありませんでした!めっちゃ分かりやすい!楽しいですね!」と、興奮気味に話されていました。

自分で言ってから、確かにそうだなぁ、と。最低限の文法や語彙力があれば、海外旅行での簡単な買い物や、外国人の方への道案内ができます。相当な語彙力や文法知識があれば、ビジネスプレゼンやネイティブ相手の雑談にも対応可能。自分が目指すフィールドをさだめ、そこで楽しめるように、アイテムを集め、経験値をあげていけばいいんだな、と。われながら上手い表現をみつけた、と思いました。

大事なのは、集めたアイテムをできるだけいろんな場面で使ってみること。使う場数が多いほど、使い方も分かるし、組み合わせの妙、なんてのも出てきます。また、自分が足りないアイテムも分かり、それをインプットするのがさらに楽しくなります。

また、同じ志を持つ仲間がいても、ゲームが盛り上がり、楽しくなりますね。Tさんも「ひとりじゃ絶対続かなかった」と、毎日のLINE日記を続けてくれています。

TさんのLINE英語日記を見るのが、私の楽しみにもなっています。

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