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「DXトランスレーター」として、新たなジャンルの仕事を創り出せるのか
◆実験の目的と背景
昨年、新しい働き方LAB2期生として、「何者でもないオカンが『DX人材』になり得るのか」、題して『おかんDX』というテーマで活動してきました。
クラウドやDXツール関連の資格を取ったり、経済産業省主催のDX人材育成プログラムに参加したりし、DXに関する知識とスキルを身につけました。
が、肝心の「DX推進の仕事をする」ところまで到達できていないのが現状です。
「DX推進の仕事」といっても幅が広く、企業が「DXと言われても何からやっていいか分からない」と言うのと同様、個人、特に私のような非ITのフリーランスは「どんな仕事から始めたら良いのか分からない」のも事実。
そんななか先日、昨年知り合ったDX仲間からこんなことを言われました。
とださんは「何をやりたいのか自分達でもよくわかっていない企業側」と話をして困っていることを聞き出し、どんなことができそうか提案して感触を探るあたりのフェーズが向いているのでは。
要件定義が大事とよく言われるけど、現実世界では要件定義の前段階で要件自体が分からず困っていることが多いので、DXトランスレーターとして新たなジャンルを開拓して独立してほしい。
確かに、私の知識・スキルと経験ベースでは、「DX推進スキル標準」にある人材類型(下図)のどれになるのもまだ難しそう。でも、前職での営業スキルや「人を繋ぐ」ことが好きな性格を活かせば、困っている企業とDX推進スキルを持つ人のコミュニケーションを上手く進める「トランスレーター(通訳)」にはなれるかも。
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企業側としても、大企業でITコンサルに頼めたり「DX推進室」を立ち上げ人を配置できるところは良いですが、予算もなく人もおらずアナログ作業に忙殺されて新しいことにチャレンジできない中小企業も多いはず。「DXトランスレーター」がファーストコンタクトとなれば、企業のDXも進み、非ITの人もDX分野で新しい仕事ができる。そうすれば、
デジタル分野のリスキリングによる再就職支援・雇用創出
DX推進による中小企業の活性化
という、私の中での2大テーマを満たせるはず。ということで、自主企画としてこの実験も進めようと思います。
◆検証したいこと
● 非ITの人でも、デジタル分野のリスキリングをすることで、DX関連の仕事を獲得できるのか。
● 中小企業が「DXトランスレーター」に相談することで、DXを推進することができるのか。
ただ私個人としてだけではなく、この実験することで、働く側(受注者)にも企業側(発注者)にもメリットがあるということを、上記2点で実証したいです。
◆活動の概要
この実験とは別に、Udemy講座を作成する指定企画にも参加しています。
こちらでは、Microsoft Power Platformの概要と資格取得支援講座を作成する予定です。(詳細については後ほど別記事を公開します。)
この講座をある種の「ポートフォリオ」として、「ツールを使うとこういったことができますが、結局何から始めたら良いか分からないですよね?現状をお聞きした上で、最適なものを探しましょう!」というコンサルティングを提供できればと思います。
また、Udemy講座を見るだけでは、Power Platformを実際の業務レベルで活用できるところまでできないかもしれないので、導入・運用の自走支援も提供しようかと。
コンサルと自走支援、また、各種ツール作成の業務を、それぞれランサーズ上でパッケージとして公開し、受注したいです。
また、相談してくださる企業様には、ランサーズ等を使ってプロに業務を発注する選択肢があることもお伝えできたらと思います。(私のスキルで対応できないレベルのことを求められた場合、など。)
◆アウトプット・成果
まずはアウトプットとして、パッケージの作成。そしてそこから案件の受注。
そして、企業のDXがどのように進んだか、が成果になるかと思います。
◆実験の測定方法
この実験においては、パッケージの受注件数がひとつの基準かと。
とはいえ、駆け出しなこともあるので、期間中(6ヶ月)に1件でも受注できれば御の字と思います。
◆スケジュール・進め方
7〜9月:Udemy講座の作成
10月〜:パッケージのリリース、提案営業
ざっくりしていますが、前半は指定企画を進めながらさらにスキルアップを目指し、後半でそのスキルを実践できる案件を探したいです。
◆その他詳細
まったく個人的な感想なのですが、現時点でDXに関する案件をランサーズ上で受発注しようとすると、どこから始めて良いか分かりにくい気がします。
DXといっても、Webサイト・動画作成なども、ITシステムの導入も、業務効率化もデータの利活用もと多岐に渡り、どのカテゴリーから仕事を頼めば良いか、また仕事を探せば良いか、途方に暮れそう。
発注する側は、どのカテゴリーから始めて良いか分からず、また、業務内容の書き方や価格設定にも苦労しそう。
受注する側も、特に経験が浅いうちは、どの仕事なら受注できるのか分からず応募できない。
結果として「外注するのは怖いな〜」「応募するにも自分では…」という案件が多く埋もれてしまっているように思います。
DX分野において、そんな発注者さんと受注者さんの間に立ってスムーズにお仕事が進むような「トランスレーター」になれたら素敵です。
元々つよつよエンジニアでもなく、がちMBAホルダーでもないので、ゆるっと気軽に相談できる立ち位置にいられたらなぁ、と。
また、「私、スキルなんて何も無いので」という人にも「いや、今はAIも使えるし、アナログな私でもツール色々使えるようになって、仕事にしてるよ」と言えるようになれたらなぁ、と。
6か月、あっという間に過ぎるということは去年痛感しているので、少しずつコツコツ確実に進めていきたいと思います。