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STEAMのパートナーとして登録!税金情報に苦労した話
PCでゲームをプレイするグレートなゲーマーにとって必須の存在が「STEAM」!
出典元:「STEAM」(http://store.steampowered.com/?l=japanese)
「エッ!?何?スチームって蒸気ってコト!?」という人のために説明しておくと、「STEAM」とは、スマートフォンでアプリをダウンロードする際、App StoreやGoogle Playといったマーケットを使うのと同様、PC向けのゲームがダウンロードできるマーケット!
「STEAM」にアカウントを作ると、グレートなPCゲームがたっぷり楽しめるので、是非これを機会に登録がオススメだ!
で、その「STEAM」とWuahがどんな関係なのかというと…Wuahはこれまで、主にスマートフォン向けにゲームを提供してきましたが、今後作っていくクレイジーなゲームについては、PCゲーマーも楽しませたい!と心底思っているのです。
そこで、「STEAM」でWuahのゲームを配信できるよう、パートナーとしての申請作業を昨年12月上旬から進めてました。
…と書くと何やらすっごい難関に見えますが、実際に個人で登録を進めていれば、一週間も経たずに登録できること。
「STEAM」は海外企業である「Valve 」社が運営しているので、登録作業は英語という壁はあるものの、平成も終わろうとしているこの21世紀ジャパン、「Google翻訳」という人類が生み出した英知がある以上、一個一個訳して入力していけば、さほど登録は難しくないのですよ(時間はかかるけど)。
ただ、海外企業と契約を結ぶ際につまづきやすいポイントがあるにはあって、それが税金情報の登録。
海外のインターネットマーケットでゲームやアプリを配信する場合、国外でも売り上げを上げることになるので、その税金をどこの国で払うのか、申請しないといけないんですな。
これは「STEAM」だけじゃなく、App Storeでアプリを配信する時も、Kindleで電子書籍を配信する時もいっしょ。
具体的にいうと、税金は日本国で払うので、アメリカでは課税しないでくれ…という申請をする必要がございます。しないと二重に課税されちゃいます。
もちろん、入力フォームに「税金日本で払うからアメリカには払わないってことで、ひとつよろしく!」とか書くだけで済むはずもなく、キッチリとした書類提出が求められます。
で、たいていは「W8-BEN」という書類だけで済む…のだけど、「STEAM」の場合、法人で登録するならばどうやら登記簿謄本を送る必要があるらしい。とということはつまり、一応会社法人であるWuahは登記簿謄本を送らねばならないのですが…ここでつまづきました!
法務局に行って、会社の登記簿謄本…つまり、全部事項証明書を取ってきて、FAXでメールしたものの、審査も進まず、返信メールもない…。
ここで思ったのが、「ああー、海外企業で働いている人は、催促がないと重要と思わず、後回しにしてしまうケースがあるって聞いたぞ…」ということ。もしかすると甚だ失礼な情報なのかもしれないけど、こちとら日本から一歩も出たことがないので、真偽のほどが定かじゃない。本当だったら催促しないとヤバいかも…。
そこで、一週間経って、「審査どうなってるの?書式にエラーがあるなら教えてよ」という内容のメールを送信!
しかし、それにも返事がない!もちろん審査も進まない…。
これはもう一度メールするしか!と思ったものの、なんとタイミング悪く、年末年始に突入!めでたいんだか、めでたくないんだかわからないゆく年くる年に!
当然ながら年末年始は対応していないだろう…と思い、年が明けて仕事も始まっただろう1月5日に三通目の催促メール。今度は「STEAM」のお問い合わせ窓口にも連絡を入れてみた!
……しかし、返事がない!
もうこうなると、なんか呪われているとしか思えない!なんでだ!?2016年に小坪トンネルでホラーゲームをプレイした呪いが、今になって襲い掛かってきたのか?それとも今年厄年だからか!?
いや!もしかすると、実は返信が返ってきているんだけど、迷惑メール扱いだとかで別のフォルダに入ってんじゃねえの!?…そう思って、メールサーバーを確認してみたんですよ。
そしたら…
…登記簿謄本を送っているメールアドレスが、「STEAM」に登録したのと別のメールアドレスだってことに気づきました。
「STEAM」に登録したのは会社の代表メールアドレスなんですが、登記簿謄本を送っているメールアドレスはオレ個人のメールアドレスから送っていたんですな。
なので、改めて「STEAM」登録メールから履歴事項全部証明書をPDFで送信!
すると、数日後に「STEAM」パートナーとして登録完了!晴れてPCゲームデベロッパーとなったわけです。(まだゲーム作ってないけど)
というわけで、「STEAM」さん…いやさ、Valveさん、申し訳ありませんでした! I am sorry!!
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