見出し画像

キャストデビル~悪魔の爪~

キャストデビル。
人生で初めて手に取ったキャストパズルシリーズ(現:はずる)。
父親に買い与えられて、その造形美にすぐ引き込まれた。
少し触って、諦めて。また触って。
結局外すのに1か月くらいかかったような気がする。

マクドナルドのロゴマークに似たM字の二つのピースは、
互いに自由度高く動きあう。
だが隙間から外そうと思うと、
パーツの直径のほうが大きいので上手くいかない。
二つのパーツのポジショニングを色々変えてみるが、
それらしいヒントも得られず、取りうるポジションを試しつくし、
「いったい他に何をすればいいと言うのだ!」と、途方に暮れる。

キャストデビルは、なぜ難しいのか。
それは思考のエアポケットに上手く入り込むからだろう。
一度発見してしまえば、「そっちか~」「なるほど!」
だが自分で発見するのはなかなか難しい。

公式の難易度は5(6段階中)。
難易度インフレが目立つ昨今のはずるシリーズにおいては、
難易度4でも良い気がするし、難易度5たりうる魔性を秘めるとも言える。

念のため付言すると、パズルには向き不向きがあるものだ。
個人差が大きいため、統一的な難易度を設定することは能わない。
よって公式の難易度のつけ方が悪いと言いたいのではない。

入門としては少し難しいかもしれないが、素直な造りで嫌味がない。
キャストパズル(はずる)を解くのに必要な感覚が磨ける。
モンスターハンターでいうところのイャンクックのような存在だ。
王道の中の王道。パズル好きは持っていて損はない。


公式難易度:5
個人的難易度:4

[総評](A~E)
お気に入り度 : A
意外性    : B
複雑性    : C
遊びやすさ  : A 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?