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文化の数だけ言葉のテクニックがある
こんにちは、ライターのためのおもしろ読みものサイト『クレイジースタディ』管理人のじきるうです。
いつもクレイジースタディをご愛読・ご支援ありがとうございます。読者のみなさまがいるから、そして記事を書いてくれるライターさんがいるから、クレイジースタディを続けられています。
このnoteでは、クレイジースタディで公開された記事について、裏話も含めつつ振り返っていきます。
■文化の数だけ言葉のテクニックがある
8/11公開 HIP HOPに学ぶ「心に残る言葉」を生む5つのトリック
https://crazystudy.info/hiphop-words
チヂイワマサユキさんによる、ライター向けの文章テクニック記事。彼は「オンライン修学旅行」の記事で話題になった方でもあります。(サクッと読めておもしろいのでぜひ見てね!)
そんなチヂイワさんですが、本職はコピーライターで、ラッパーとしても活動をしているそうです。そこで掲題のような記事をご寄稿いただきました。
じつは自分も長くストリートカルチャーの世界にハマっていた人間なのですが、たしかにHIP HOPやラップの世界って、独特かつ印象的な言葉選びをしてくるんですよね。言葉の気持ちよさを突き詰めたり、ときに文法無視ハート重視のリリックをぶちかましたり。ラップの修辞法については詳しくないのですが、詳しい人がいたらいつか教わりたいです。
さて、掲題の記事ですが、やはりおもしろいです。
自分は編集者として「冗長表現削ろう」「データを提示しよう」「文法を正しく使おう」などを普段から気を付けているのですが、そのような角度とはまったく性質が異なります。
トリック1:「自分レペゼン」法
トリック2:「リズミカルにテクニカル」法
トリック3:「サンプリング」法
トリック4:「人生導入」法
トリック5:「一夜きりのツイートのバズ」法
言葉のテクニックとしては、どれも聞いたことないものばかりです。
しかし具体例で挙げられている動画を見ると「確かに……」と納得できるものばかり。とくにトリック1で挙げられていた共感の法則には、思わず手を打ちました。
「心に残る言葉として打ち出すのであれば『意見』を全面に押し出すことが必要になります」
編集者として「事実と意見を切り分ける」ことは常々気を付けていましたが、意見の効能にまでは頭が回ってなかったかもしれません。
意見が心を動かす。ラッパーは心動かしてナンボだと思いますが、ライターとしてもこれは意識していきたいですね。
いやあ、特定のカルチャーにおける言葉術っておもしろいなあ。ライターや編集の世界だけにいたんじゃ、気づけないことばかりです。
文化の数だけ言葉のテクニックがある。今後も機会があったら聞いていきたいですね。
……さて、文章テクニックの記事についてレビューすることほど野暮なものはないのですが、チヂイワさんには一つだけ追記をお願いしました。
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