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自分が無事なら歌ってみたかった曲
今でこそ、脳梗塞なんて病気をやってしまったために発声が難しい状態になってしまった(できないわけではないが、嚥下の機能が結構やられてしまったがために、スムーズに話すのは困難)ので、今したくてもできないことの一つに「歌を歌う」ってことがある。
これでも昔、遊びのユニットで歌を歌っていたこともあるので、やりたいなあと思うこともあるけど、今はできないからボーカロイドにやってもらっている。
例えば、こんな風に。
これは自作の曲だけれども、他人の作った曲を歌ってみたいと思ったことも数知れずある。
以下にいくつか列挙してみる。
1:You're in my heart(Rod Stewart)
ロッドのボックスセットを買ったことがあって、それで一発で気に入ってしまった。結構細かいフレージングの歌だけど、歌い込めば行けると思っていた。
2:Downtown train(Rod Stewart/Tom Waits)
どっちのヴァージョンでも良いけど、ロッドの方がなんか自分としては好きかもしれない。大昔にカヴァーしたものを作ったことはあるけど、取っても中途半端な出来でしかなく、愕然としかしなかった。
3:Touch me(The Doors)
どうよ、この変態じみたコード進行とキーの展開。それをサラリと歌いこなしちゃうジム・モリソン。あの人、決してうまいヴォーカリストだとは思わないけど、聴かせることに関しては誰にも負けなかったと思う。
自分としては、ミック・ジャガーやジョン・レノン、エリック・バードン、更にはレイ・デイヴィスなどにならぶヴォーカリストだと思っている。
4:Everytime you go away(Dartl Hall & John Oates)
ポール・ヤングが後年カヴァーして大ヒットさせたけど、自分としてはこのホール&オーツのオリジナルの方が断然好き。以前、東郷かおる子さんがこの曲に於けるダリル・ホールを指して「血を吐くようなヴォーカル」みたいに言ったことがあったと思うけど、ポール・ヤングのそれは黒さがないなあと思ってしまう。これも一度歌ってみたかった。
5:Please please please let me get what I want(The Smiths)
これを初めて聴いたのは実は「プリティ・イン・ピンク」のサントラ盤なんだけど、その末尾にひっそりと入っていたこれにメチャメチャ惚れてしまって。
たった2分に満たない小品ではあるけど、これはやってみたかった。何分にも自分はギターが弾けなくてね。今はもちろんダメだけど、当時から不器用でギターは弾けなかった。よって断念した。
6:Pressure drop(Izzy Stradlin' and the Ju-Ju Hounds)
また逆に毛色の違う曲を、と思うかもしれないが、これも最初に聴いた時から一発で気に入った。しかも元々レゲエの曲なのに、全然そんなことないんだよなあ。恐ろしいぐらいスピードアップしてるし。
7:The train kept a-rollin'(The Yardbirds)
これがまた実に格好良くてね。この時はヤードバーズのリードギターはジェフ・ベックだったはずで、彼のギターを含むバックの演奏があればキース・レルフ要らんわとさえ思っていた。ただ、まあ、これもカヴァーしたことはあって、やってみた印象としては、下手なりにどうにか聴かせようとしていたキース・レルフには、自分は足許にも及ばんなあ、と。
8:Communication Breakdown(Led Zepperin)
そりゃどう頑張ってもロバート・プラントみたいには歌えっこない。実はこの次のアルバムに入っている「Living loving maid」を友達とやっていたお遊びユニットでカヴァーしたことがある。
歌ってみて思ったのは、どう逆立ちしてもロバート・プラントの域になど追いつけるわけがない、ということだけだった。
だから実際に「Communication Breakdown」をやれても結果は同じだったと思うけど、でもやってみたかった。
9:Black night(Deep Purple)
これも例のお遊びユニットでやった覚えがある。オルガンのソロパートを任されたので、自分の弾けるようにしか弾かなかった覚えがある。あんなのやれって言われても、たぶん二度とやれないと思う。自分が傷害唯一やったであろう、「インプロヴィゼーション」に該当するものだと思う。
えっ?歌?ロバート・プラントもどきにもなれない自分が、イアン・ギランみたいに歌えるわけがないだろう。
10:Crossroads(Cream)
自分単独でカヴァーしたら滅多打ちに遭った覚えしかなかった。まあ、エリック・クラプトンはおろか、そこら辺の素人みたいにすらギターが弾けるわけもないのだから、無理もない。歌は言うまでもないしね。
そうなってみると、やはり素直に他人に助力を頼めば良かったように思う。今ではそんな後悔の思い出しかない。
11:Layla(Derek and the Dominos)
後年、オリジネイターのエリック・クラプトン自身がアンプラグドでやったものではなく、そのクラプトン自身のグループ、デレク・アンド・ザ・ドミノスの長ったらしいもの。
ギターバトルより、後半のピアノ中心の部分が好きで、これをちゃんとした形でカヴァーしてみたかった。
12:Thinking of you(The Colourfield)
この曲も個人的には大好きで、いつかはやってみたかった。でも、これデュエット相手の女性がいないと難しいよね。
13:Pictures of Lily(The Who)
これもやってみたかったけど、こういうシンプル風な作りの曲ほど、逆に難しいって思った。とても手は出せなかった。
14:Substitute(The Who)
よく聴いてるとコーラスワークがわりと細かくて。おまけにキース・ムーンのドラムスはバカテク過ぎるし。できるわけがなかった。やれたらとてもカッコよかっただろうに。
15:Band on the run(Paul McCartney and the Wings)
例のお遊びユニットでやったことがあるような記憶がある。やったら、確か歌っててメッチャクチャに爽快感があったような記憶がある。でも、だからうまく歌えたとかではないけどね。歌そのものは自分としてはグダっていた方だと思うし。
16:(Just like)Starting over(John Lennon)
これもそのお遊びユニットでやっているはず。当時そのユニットにはビートルズ贔屓が多かったので、必然的にビートルズ人脈の曲をやることが多かった。これはもう少しちゃんと歌っておきたかったかなあ。わりとメロディの起伏があるだけにね。
17:Knockin' on Heaven's door(Guns'n Roses)
これも、そのお遊びユニットでやっているが、たぶん自分が無茶を通してやってもらったはず。アクセル・ローズみたいにできるわけがないのにね。出も当時はあれぐらいやれるとわりかし本気で思っていた。可愛らしい願望の表れだったねえ。ひどい出来だったような記憶しかない。
18:To be with you(Mr.Big)
これもそのユニットでやってるはず。なんていうか、難しかったなあ。リードを取るのもコーラスを主導するのもどっちも。この頃、サッカーの応援を始めていた頃なので、喉がいかれ始めていた時期でもあった。
でも、そういうこととは別に、どうせなら、もっとちゃんとした形でカヴァーしてみたかった。
19:Love(John Lennon with Plastic Ono Band)
例のお遊びユニットが正月か何かに、当時の友人連中を招いて簡単なライブをやった時に、自分がソロでやった曲。
何でこんなの選んだんだろう。今思うとそれぐらい難易度の高い曲だと思うんだけど、当時はそんなことわかりもしなかったんだろうなあ。
20:New kid in town(Eagles)
そのお遊びユニットを主導したメンバーの1人が結婚することになって、その人前結婚式でライブをやることになって、その中の1曲としてやったのがこれだった。
あとで考えると、その時のメンバーに安来のおじとかいたはず(あの人はそんなことたぶん覚えてもいないだろうけど)だし、そんな人を従えてリードヴォーカル取らせてもらった(結婚式の主役が自分ではないのに、だよ)んだけど、自分の出来があまりにもひでえことしか覚えていない。五体満足だったらもう一度やり直したくすらある。
21:I can't tell you why(Eagles)
この歌をろくに知らないのに、上記の曲と同じ機会にこれをやろうって話になったので、一生懸命覚えた。
でもね、一夜漬けの哀しさってもんだろうなあ。自分では納得の行かないで気になってしまった。下手なりにアドリブとか入れたり。ああ、もうなかったことにして最初からやり直したくなる。そういう後悔の思い出しかない。
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とりあえず選んでみた。もう自分には二度とできないけど、21曲全部やってみたい気がするなあ。歌はとにかく好きだったしね。
あ、The Rolling Stonesが一つも入ってないのは、お遊びユニットでやってないことに加えて、自分にはいろいろ選びがたいから。彼らの曲を選んでいるだけで、「あれもやりたい」「これもやりたい」ってなっちゃうに決まっているもの。だから選出していないのだ。
歌を取り上げられた自分だけど、まあ、それでも楽しむことはできるから、それでいいやと思うのだ。
だけども、歌うこともだけど、音楽自体が好きだからね、自分は。これからも、死ぬまでの趣味であり続けるだろうな。
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