【2024年の振り返り】あえて選んだ選択による想像以上の一年
2024年もあとわずか。皆さんにとってこの1年はどんな年だったでしょうか?
世間的には悲喜交交、さまざまなニュースに事欠かない年でしたね。
毎年の恒例の振り返り、今年はnoteに書いてみたいと思います。よろしければお付き合い下さい。
意外と長かった2024
歳をを重ねるごとに1年あっという間に感じるようになるものですが、盛りだくさんの甲斐もあってか、長かったように感じています。
2024年は公私ともに新たにスタートしたこと、継続して関わることのどちらも充実した1年でした。
以下、2024年の主要なトピックスです
ローカルベンチャーシップ®season1が本格スタート
今回も有り難いことに4社がエントリー、創業100年を超える老舗企業や50代の経営者が変化するきっかけに。バディは新潟のみならず沖縄からも応募があり、学びと挑戦の生態系に向けた取り組みが一歩前進。
8年目のルーキーズカレッジ®が4地域でスタート
新たに問題発見・課題解決を行うフィールドスタディがスタートし、各地で成果を残す。まちとの新たな接点をつくることが新たな学習機会となり、人材育成の循環モデルの足掛かりとなりそう。次はどこでスタートするのか楽しみ。
社外CHROてして伴走支援する企業の皆さんが大きく飛躍
社外を巻き込んでマネージャー育成や社内課題解決プロジェクトなど複数社の案件を同時並行でマネジメント。組織開発や人材育成を兼ねた関わりで組織文化を刷新、人が成長し成果に表れる好循環が実現。
人の可能性を信じた人的投資が組織文化を変え、それが想像以上の成果を生むというのを改めて実感。支援スタイル、伴走支援者としての自身の在り方も確立できた一年になった。
「地域の人事部」立ち上げに向けた支援がスタート
3年目となった地域人事部アライアンスネットワークで、新たに地域の人事部の立ち上げサービスが始動。三条市でのみらい人材会議のコーディネートをはじめ、タイミングよく複数地域で新規の企画相談が進行中。
複業社員が参画、インターンも増えチーム体制に移行
ローカルベンチャーシップ®のコーディネーター業務に加え、手が回ってなかった営業活動に主体的に取り組んでくれるメンバーに感動。インターンも11月・12月で2名加入。仕事を通じて彼らの成長を見ながら、現場の業務も段階的に任せていきたい。
メディア露出増加
地方紙やウェブメディアで取り上げてもらい、私と会社のことを知ってもらう機会が増えた1年だった。コラムニストとしてもデビューしノウハウを記事にする機会もいただいた。同時に締切に追われる作家の気持ちも理解できた。いつも締め切りギリギリですみません。
あと、コラムのテーマをもとに1/27にオンラインセミナーもやります↓
大学院2年目、「被越境学習」をテーマに研究
『越境者受入れ側における学習成立要因の研究』と題して、質的調査で修士論文を執筆。睡眠時間諸々を削りなんとか期日でまでに提出…時間的な限界はあったが、先行研究を踏まえ組織学習や成人学習の発展に資する研究ができた。あとは口頭試問を残すのみ。
また、ここに来なければ出会うこともなかったであろう同じ研究室の同期や後輩との出会いは、インフォーマルな学びの機会となった。
早すぎる恩師との別れ
出会いもあれば別れもありました。
12月入って自分の活動の原点となった恩師の訃報が舞い込んできました。身体を壊しご自宅で療養中なのは知っていましたが、まさかというのが本音でした。自ら探究者として日々アップデートしていくその姿に感銘を受け、地域の持続可能性における教育の重要性に確信を持つきっかけとなりました。
当時出会った地域×教育界の仲間たちが最前線で奮闘していたからこそ、あえて自分は背を向け同レベルで課題を感じていた地域×産業界という当時ほぼ未開拓だった領域を担う決意をしました。
その問題意識がまさに地域の人事部という形で昨今形となり、アライアンスネットワークとして変革の一端を担うコミュニティとなりました。恐らく先生から薫陶を受けてなければ、団体も立ち上げてなかったと思います。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
「人生、いつ何があるかわからない」という月並みな言葉を思い出さずにはいられません。お世話になった方々を見送るような年齢になったのかもしれませんが、いかに生きるかを考えるきっかけになりました。
こうして振り返ってみると正直仕事・育児・研究の3本はなかなかにハードでした。どれも完璧ではなかったですが、健康を維持ながらそれぞれ後悔ないレベルにはこなせたので、今年ばかりは自分自身を褒めたい気持ちです。頑張った自分。
あとは、趣味でありライフワークでもある旅の面でいえば、今年も仕事で全国の皆さんとご一緒させてもらいましたが、特にEduトリップでフィンランドに行けたのも大きかったですね。
自分自身の感性を磨くための自己投資として、貴重な体験でした。旅先で見た美しい景色や体験、そして出会いは一生忘れません。
そして、2024年を語る上で外せないのは、2月に一念発起しメンバー募集をしたことですね。
当時の思いは以下のnoteに書きました。
今回はよきご縁に恵まれ、5月から複業社員第1号となる近藤さんに入社いただきました。
近藤さんは初のパラレルキャリアということで、学びも兼ねて私の出張先や研修にも同行してもらいました。
全国で出会った自分より若くして生き方を定めて地域で挑戦する若者の姿、型にはまらない生き方をしている方々から沢山の刺激を受けた様子です。
担当業務としてローカルベンチャーシップⓇでコーディネーターデビュー。近藤さんの意志もあり、新たに新潟唯一の団体としてETIC.のチャレコミにも加盟しました。
今後もさらにお願いする仕事を増やしながら、自らコミットしたいと申し出てくれた営業活動にインターンのメンバーとタッグを組み動いてもらう予定です。
メンバー加入によっての恩恵は、自分のリソースを選択と集中で絞ることができるようになったのが大きいです。長らくフリーランスだったので、自分の背中を預けられるようか相手がいるということは精神面においても支えになりました。
もともと自分は精神的にタフな方という自覚もあり、独立しからメンタル面でブレることは少なかったですが、仲間という存在は自分の変化おいて想像以上にプラスに働きました。近藤さん、ありがとう。来年もよろしく。
2024年は絶対大変になると分かっていて大学院を両立を図りながら、勢いに任せずあえて一度立ち止まり、自分たちの提供価値や存在意義に向き合った一年だったように思います。
一言であらわすなら、あえて選んだ選択による想像以上の一年という感じでしょうか。
このままいくときっとこうなるだろうなーという漠然としたイメージが沸いていたなかで、”あえて”そのままにせず一度立ち止まり、一人でやる楽さと早さよりも、分からなさや未知の道にこそ自分の伸びしろがあると信じて”あえて”チームでやるという選択をしたこと。
安易な方向にいかなかったことで、年初に想定していた以上の偶然と出会いが入ってきました。これぞ計画的偶発性理論ですね。
2025年を迎えるにあたって
2025年は独立10年目、会社は5期目に入ります。
諸行無常、数多の新規企業が生まれては消えていく現代において、経営者としてはようやく初心者マークが取れたという感じでしょうか。
小さな波を刻みながらゆるやかな成長曲線で成長してこれたことが何より有り難いですね。これもひとえに我々を信じてお仕事を任せていただけた皆さんのお陰です。ありがとうございます。
まだ詳細は書けませんが、来年度は先述した新たなスタートが重なり、有難いことにさらなるメンバー増員の必要性が出てきました。
小規模だからこそ、一人ひとりが自分の才能や強みを活かし、仕事を通じてお互いを磨き合い、輝けるようなチームになれたらと思い、マネジメントポリシーも設定しました。
複業社員、パートナーの皆さんを採用し、チームとしてまた一歩挑戦する1年になったらいいな。来年もよきご縁に恵まれますように…
来年も挑戦を楽しむ姿勢を心がけ、ラーニングパートナーとして皆さまとともに学び変化を共創していきます。
みなさま、よいお年を!