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お小遣いというワードからの妄想
入園を前にして
まだ娘は3歳でこれから幼稚園に入ろうとしているタイミングだ。
お小遣いを渡すなんてまだ先の話だと思っているが、なんとなく3年後くらいは小学校に入ってるからなー。とか考えた。
私が生まれたタイミングの直後あたりにバブルが弾けて、そこから失われた30年があって今に至る。みたいな状況の世代だ。
良くも悪くもすべてが横ばい、もしくは下降。日本にずっといる身としては嬉しい話ではない。
ここからは、一旦事実の確認。
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物価や実質賃金の推移は上の表のような感じで、物価は最近急騰しているが、それ以前はそこまでの変化はなかった。
つまり、今までのどのタイミングで子供にお小遣いを渡すことになっても、たぶん自分や妻が受け取っていた金額の基準で渡せばそんなに問題なかったのかもしれない。
基準は変わる
直近で物価急騰のニュースを何度見たか。ごく最近だとキャベツだろう。高いですね、キャベツ。
キャベツ以外にも色々とあった。リモートワークでPCブンブン回す我が家で言うと電気代は痛いところ。
よく考えなくても、こんな状況が続けばお小遣いの基準が変わらなければ子供だって厳しいのは目に見えている。が、どうだろう。実質賃金がこの感じで親側が「はいよろこんで」とはいかない気がする。
幸運なことに我が家は妻が専業主婦で家を支えてもらえるくらいの経済状況なので、もし物価に合わせたお小遣いを要求されたらギリギリなんとかやっていけるかどうかというところ。
あえて基準を変えない
たとえば、ギリギリなんとかやっていけるかどうか。ではなく、結構余裕がある場合だとどうだろう。
うまい棒でさえ値上げをするこの時代に、「まぁ自分がもらってた感じでいいか」となる可能性はどれくらいあるか。
よく考えると、今の子供のお小遣い。特に地域の平均やら中央値なんて知りようがない。
一応全国っぽい調査結果をりそな銀行がわかりやすく出してくれていた。
小学1・2年生のお小遣いの中央値は、月1回渡すケースで500円、ときどき渡すケースは163円です。ただし、最も多い回答(最頻値)は、月に1回渡すケースが500円、ときどき渡すケースが100円となり、月1回だけ渡すほうが金額は高くなっています。
なんとなく、自分の子供の頃より少し上がってる気はしなくもない。確か小学1年生だから週に100円。とかだった気がする。あまり変わっていないような。
しかし、これを見て基準そのものが逆にわからなくなった。
結果、自分と妻の子供の頃を思い出してとりあえずそれに近しい金額を渡す可能性はある。
今後、お小遣い格差が爆発的に広がりそう
ここからは完全な妄想パート
土台に親側の経済状況の差があって、更に金銭感覚の差。決まり文句の「みんなこれくらいもらってる」みたいなものにどれくらい合わせるか(言わば教育方針)。そして、これからどんどん上がる(かもしれない)物価をどれくらい考慮するか。
この各項目が足し算引き算ではなく、掛け算だと考えている。
とすると、子供のお小遣い事情もはっきりとしたピラミッド型の階層構造になっていくと想像できる。
それぞれ
家庭の経済状況が良く、基準は現在の物価が中心
家庭の経済状況は良いが、基準は親の子供の頃の金額
家庭の経済状況は良くも悪くもないが、基準は現在の物価が中心
家庭の経済状況は良くも悪くもないが、基準は親の子供の頃の金額
家庭の経済状況は悪いが、基準は現在の物価が中心
家庭の経済状況は悪く、基準は親の子供の頃の金額
と言う感じの分かれ方(経済状況が良い家庭にはかなりの金額を渡すパターン、経済状況が悪い家庭には全然お小遣いを渡さないパターンの上振れ下振れはあると思うが、ここでは割愛)をする想定で、これを子供視点で多く貰う順のピラミッド的に並び替えると
家庭の経済状況が良く、基準は現在の物価が中心
家庭の経済状況は良くも悪くもないが、基準は現在の物価が中心
家庭の経済状況は悪いが、基準は現在の物価が中心
家庭の経済状況は良いが、基準は親の子供の頃の金額
家庭の経済状況は良くも悪くもないが、基準は親の子供の頃の金額
家庭の経済状況は悪く、基準は親の子供の頃の金額
となりそうだ。
我が家は2にしてあげたいが、5になりそうな気がしている。そして「○○ちゃんも、○○ちゃんももっともらってる!」と駄々をこねられてから交渉に移る。というところまでなんとなく想像できた。
がんばろう、日本
色々書いて、この言葉に行きついた。
結局、みんなで頑張っていかないとこの状態は良化しないし、今日ふと思った「お小遣い」をもらう側の子供に対しては、今からでも頑張っていかないと改善されない。
今までがどうであれ、未来を良くするには今を生きてる人がやるしかないというのもある。
個人がそこでだけやっていっても。というのはその通りなので、みんなで頑張ろう。
がんばろう、日本。そして私。