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日本は遠くなりにけり(日本入国編)

↓前後のお話はこちらから。
日本は遠くなりにけり(英国出国編)
日本は遠くなりにけり(待機編)

そんなわけで、英国出国はさほど問題もなく、むしろいつもより快適なくらいの旅だった……が、快適だったのは着陸までのお話。ここからがシュールな世界の始まりである。

結論からいうと、着陸から待機場所となるホテルの部屋に落ち着くまでに要したのは5時間。その間、ことあるごとに待ち時間が入るのだが、待つこと自体よりも「なにを待っているのか」わからないことのほうが苦痛だったかも。大変な時期ではあるけれど、係の方には、もう少し状況の説明をすることに努めてもらえたらいいな、と思う。

機内でしばらく待たされたあと、ゲートにて唾液による抗原検査を受け、また別のゲートにて検査の結果を待つ。長時間のフライトのあとでカラカラになっている口から唾液を絞り出すのが、意外とキツかったりする。この流れのなかで、「出国編」で触れた健康カードと誓約書を何回も確認され、その都度提出するのかと思いきやそのまま。おのずと手で持って歩く時間が長いので、ほかの荷物は極力少なくまとめるほうがベター。

8月に帰国した際には、30分ほどの待ち時間ですぐに結果が出たけれど、今回は1時間ほどかかっただろうか。自分の番号を呼ばれてカウンターに行くと、陰性だったことを知らされると同時に、また脇で待つように言われる。ちなみに、待合で使われているゲートには自動販売機があるので、水分補給しておくのがいいかも。先は意外と長いので。

ここで、同じ便の同乗者たちが15人ほどまとめられ、ぞろぞろと移動。検疫でようやく質問WebのQRコードをスキャンし通過、荷物をピックアップして税関を通過(私は、フォームに記入するかわりに、税関アプリをDLして、QRコードを作成しておきました)。ドアの向こうで同じメンバーが集められて、バスに乗り(所要時間1時間半)、3日間の待機場所となる成田の東横インに到着した。

東横インに到着してからも、ひとりずつの手続きとなるので、順番がくるまでバスのなかで待機。自分の順番がきて受付を済ませ、用意されていたお弁当を受け取り、自室でようやく夕食となったのは夜9時半。長い長い一日だった。


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