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あきらめない妊活 出版裏話② 出版社との出会い
第1話はこちらから
「適切な妊活・不妊治療情報へのアクセスの難しさ」をこの書籍を書く中でも大きなテーマの一つでした。
第一話ではこのように書いているのですが、実は最初に出版を考えた時にはまだここまでテーマは固まっていませんでした。
もともと、本を出版したいと考えていたのは私自身の不妊治療退職の経験を社会に伝えることで、少しでも治療と仕事の両立がしやすい社会をつくるきっかけにならないだろうか?という思いからでした。
今でこそ、国も不妊治療と仕事の両立を話題にあげてくるようになりましたが、4年前、5年前に様々な人に「不妊治療と仕事の両立」を話題にしても軽くあしらわれるだけでした。
あくまでも個人の問題。社会の問題としては見てもらえなかったのです。
実際に書籍でも、不妊治療と仕事の両立をテーマにした書籍はありませんでした。
体質改善や生活改善、食事の見直しをテーマにした「妊活法」がほとんどだったのです。
妊活や不妊は個々の努力の問題であり、社会の課題としては見られていなかったのです。
2015年や2016年、2017年頃は、「不妊治療と仕事の両立」を課題に事業を立ち上げたいと創業や起業相談に行っても軽くあしらわれるだけの日々でした。
だからこそ不妊治療と仕事の両立をテーマに本を出版したいと漠然と思い描いていたのです。
偶然見つけた出版説明会
2016年ぐらいからでしょうか、周りでも出版する人をみかけるようになりました。
そのような方からどのような形で出版に至ったのか?などいろんな話を聞くものの、どうしても自分の中で落とし込むことが出来ずに、何年も出版への思いは心の中で暖め続けていました。
そんな時にFacebookでふとみかけた出版説明会の文字。
ちょうどその日は別の用事で大阪方面に向かう予定もあり、その前に参加してみようと申し込んだのです。
それがみらいパブリッシング社との出会いでした。
たまたま見かけたFacebook。
あの時、そのFacebookで出版説明会の文字を見かけていなければ、今こうやって本を出版していなかったかもしれません。
出版説明会には6名~7名ぐらいの人が参加されており、説明会&座談会みたいな感じで当時は開催されていました。
あの時は、みなさんの出版への熱い思いに押され気味に、みなさんのお話をずっと伺っていた記憶があります。
自己紹介も時間切れで、自分のところまでは回ってこず(笑)
それぐらい、みなさんの本にかける思いが熱かったことを今でも覚えています。
ただ、次の予定もあったためそろそろ席を立とうとしたときに、出版社の方(会の主催者)に声をかけられ、不妊治療退職の話や、世の中の妊活や不妊治療の動向や、世間に知られていないだけで一人で悩んでいる人が多くいることなどを短時間でしたが熱く語った記憶があります。
出版社の方、編集の方、お二人とも女性で非常に熱心に耳を傾けてくださったのです。
実は、今まで初見の方でこの話をここまで熱心に興味深く聞いてくださる方がいなかったので、もしかしたらみらいパブリッシング社からなら出版できるかも?と感じたことを今でも覚えています。
出版社の方には、企画書を書いてまたお送りします。とお伝えしてその場を後にしました。
しかし…いざ企画書を前にしてみると、伝えたいことが上手くまとまらない。
出版社との出会いが2019年1月…実はここから半年以上立ち止まることになったのです。
何度かご連絡をいただきながら、最終的に企画書として提出できたのは実は2019年9月末
この期間に出版の内容を固める、私にとってとても大切な出会いがあったのです。
次回はそんな話を書いていきたいと思います。
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