№5221:ビジネス力のない専門家が疲弊していく理由
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、土曜日はいただいた質問にお答えしています。
【今週のご質問】
「先般、『お知り合いビジネス』というnoteを書かれていましたが、読んでいて『パーソナルトレーナーも似た構造になっている』と感じました。この見方をどう思いますか?」
【私の考え方】
パーソナルトレーナーも同じだと思います。
おおまかな構造はこうです。
まずは「クライアント」という「お知り合い」を集めます。
これは「お知り合い」の場合もあるし、過去に指導したことのあるお客さんという場合もあります。
後者の倫理的な問題(引き抜き的なこと)は割愛するとして、いずれにせよ「現時点で知っている人」です。
この方々を25人集めたとします。
で、「週に1回来てください」とお願いしたとします。
1レッスンを8000円とします。
これにて「25人×月4回×8000円×12=年間売上約1000万円」というモデルが完成します。
先般のnoteでは「お知り合いビジネスは低年収になる(売上が行き詰まる)」と書いたわけですが、そうはなっていないのでこれはこれで立派なことです。
本当にそう思います。
が、「ビジネス力」がなければ、いずれ新規顧客が枯渇してビジネスとして疲弊してきます。
私はこのことを以下の資料を使って2013年にFBL大学をスタートさせた瞬間からお伝えしています。
・一生、月に100レッスンくらいやらないといけない。
・お客さんの継続的な金銭負担も大きい。
この時点で「双方の疲弊」が生じます。
さらに・・
・その方が抜けると売上の損失が大きくなる。
という問題があり、続けて
・マーケティングを学んでいないのでメンバーが抜けた場合の新規会員獲得が困難。
という問題が起こります。
そんなわけで「サブスクリプション」という発想になるわけですが「売上安定目当てのサブスク」は絶対にうまくいきません。
このこともFBL大学の講座で早々に言ってきたし、そういうモデルは全滅に近い結果(ビジネスとしては成立していない)になっています。
すべて「ビジネス力がないこと」が原因です。
現実を見ても中長期的に活躍しているパーソナルトレーナーは「ビジネス力を有している人だけ」だと思います。
今後のビジネスには「SDGs」が不可欠になっていますが、ビジネスモデルにも「持続可能性」が同じく不可欠だと思います。
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