№5140:怪しげな健康セミナーは「長寿化には触れずに健康に関する危機感を煽る話ばかりをしている」という話
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、昨日は「怪しげな宗教団体の何がヤバいか」を記しました。
同じく「ヤバい」のが「怪しげな健康セミナー」です。
例えばですが、先般以下のニュースが流れました。
「全国の100歳以上の高齢者は8万6000人余りで、51年連続で過去最多を更新した」
誰がどう見ても長寿化のニュースです。
が、怪しげな健康セミナーでは「長寿化」についてはまったく触れずに、「あれはダメ、これもダメ」と健康に関する危機感を煽る話ばかりをしていますね。
そういう怪しげな人たちが言っているように「昔の食べ物」が良くて、現代社会の食べ物が「毒だらけ」なら、日本人の寿命は明らかに短くなっているはずですが、まったくそんなことにはなっていません。
で、このようなことを言うと「長寿化なんか数字のトリックで、実際は病人だらけだ」とか「医療で生き延びているだけだ」みたいな話になる。
こんなのは世の中全体を節穴のような狭い視野から見ているようなものです。
にもかかわらず、それを見極めることができなくなった信者たちは、教祖を信じて高額な健康商品やサプリメントを購入するという(笑)
怪しげな世界に共通するお決まりのパターンです。
※サプリメントはファンケルやDHC等で十分です。
こういうことは普通に考えれば「おかしいんじゃないか」とか「怪しいんじゃないか」と気づくはずです。
が、気づかない。
それは何故か?
理由は「精神状態が普通じゃないから」です。
「普通じゃない」から「普通は気づくこと」に気づかないのです。
それを強化する2つの要素を紹介します。
1つは「その教えが過去の自分の悩みを解決していること」です。
これは理由として「超デカイ」と思います。
その悩みが苦しければ苦しいほど、信者化は推進されます。
例えば、自分が何からの疾患で長年苦しんでいたとします。
それが毎朝お祈りをすることで改善したとします。
こうなったら信じるしかありません。
さらに言えば、その団体等の中に「自分と同じ悩みを解決した人」がいたとします。
こうなると思想云々だけでなく、精神的な共感が生まれます。
思想に共感し、なおかつ同じ経験をした人にも共感する。
これにて「熱烈信者確定」です。
2つは「有名人や信頼する人の存在」です。
信者に芸能人とかスポーツ選手といった有名人や、はたまた自分が信頼する人がおり、その人がその教えを「素晴らしい!」と言っている。
「あの人が良いと言っているんだから間違いない!」
思考が停止している人にとっては、これも信者化を推進する強力な要素になります。
だからこの類いの団体は広告塔を使ったり、紹介を駆使するのでしょう。
とにもかくにも、そういう人とは「関わらないこと」をおすすめします。
人生が狂いますので。
ということで「怪しいことシリーズ」は今日でおしまいです。
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