見出し画像

№5177:「会費を払っているけれどサービスを受けていないというメンバーをゼロにする」

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、昨日は「新コロ後にお客さんが行動を変えた先を押さえることが重要」と記しました。

で、そこで何をするかですが、フィットネス業界云々に関係なく、私は「会費を払っているけれどサービスを受けていないというメンバーをゼロにすることが必要」と考えています。

このことをサービス提供側から考えれば「当然の責務」といえるし、お客さん側からすれば「受益者負担」ということになります。

フィットネスクラブのビジネスモデルはこの観点からも崩壊しています。

現在の月会費制度の大半は「使ったら使っただけお得」ということになっています。

これは2つの観点から完全に間違っています。

1つは全員がたくさん使ったらクラブ運営ができないからです。

が、やっている。

その理由は(幾度も言っていますが)「約40%の会員さんがまったく施設を利用しないか、ほとんど利用しないから」です。

つまり「未利用低利用者が常連を支えている」というのが実体です。

こんなビジネスはあり得ないでしょう。

2つは(上記とも関連しますが)「たくさん使った人がコスト負担をするのが当然だから」です。

私は35年くらい前に当業界に入った際、営業畑の父親から「使ったら使っただけお得という考え方はおかしい」と言われました。

たしかゴルフ場に喩えていて「利用権として一定額を徴収し、あとは利用に応じて1回いくらにするのが当然だ」と言っていたような気がします。

普通に考えれば、これは当たり前です。

が、いまだにやっている。

この発想ではメンバーの質も下がります。

「しっかりとしたサービスを受けよう」ではなく「いかに得をするか」という考え方になっていくからです。

だからスタジオレッスンを2本も3本も受けたり、「使わなきゃ損」とばかりに水道や各種アメニティを使い放題ということになるのだと思います。

元来、「会費を払っているけれどサービスを受けていないというメンバーをゼロにする」というのは「当たり前のこと」です。

お金を払ったのに料理が出てこない。

洋服を買ったのに袋の中が空っぽだった。

(男性諸氏なら)キャバクラに行ったのにキャストさんが来ない(笑)

こんなことが起こったら即クレームです。

当然の「金返せ!」です。

が、そういうことをやってきた。

だから反省し、やめる必要があるのです。

▼FBL大学のホームページはこちら
▼無料メルマガ「継続するオンラインビジネスの考え方」のご登録はこちら
▼有料メルマガ「思考変容のスイッチ」のご登録はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?