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№5067:「関わらせない」ということ
こんにちは。(株)個のサポーターズクラブの遠藤です。
※過去分はこちらにあります。
さて、まったく盛り上がらないままに東京五輪が開幕しました。
開催には賛否があるようですが「やるなら緊急事態宣言を解除して有観客」、一方で「緊急事態宣言続行なら中止」というのが当然の基準だと思います。
が、「緊急事態宣言下で無観客開催」というわけのわからない展開になっています。
しかも、都民の行動は自粛させておきながら、海外から大量の人々を入国させている(その一部は新コロ陽性)。
飲食店の方々はもちろんのこと、これに怒りや矛盾を感じない人は「奴隷マインド」が最高潮に高まっていると思います。
で、この地元五輪開催に際して「いじめ問題」「女性蔑視発言」「差別容認行動」といった不祥事が相次いでいます。
関係者は開催直前に辞任や解任に追い込まれています。
これについて海外のジャーナリズムから「五輪が掲げる多様性や平和の理念とは正反対だ。日本政府等がきれいな言葉で五輪を形容しても実際は真逆のことが起きている」と批判されていますが当たり前でしょう。
もっとも「五輪=多様性や平和の理念」なのかはよくわかりませんが、五輪云々とは関係ない国際社会の良識に反していることは言うまでもありません。
中には「過去のこと」とか「一瞬のこと」とか「真摯に謝罪している」などと関係者を擁護する声もあるようですが、これはおかしいと思います。
これについては米NBCの以下のコメントが本質を突いていると思います。
「差別的で暴力的な行為をした人物が五輪やパラリンピックに関わる資格があるのか」
まさにその通りでしょう。
この問題は「関わらせない」「資格がない」という観点が最重要だと思います。
五輪が「多様性と平和の理念」を掲げるのであればあるほど、このような人物は関わらせるべきではありません。
※五輪以外の活動までを否定しているのではありません。それ以外で大活躍すればよい。
このことは五輪だけではなく会社等でも同じです。
「どういう人を関わらせるか」がとてつもなく重要です。
ただし会社、つまり働き方については今後、パラレルワークが常態化していくと思います。
1つの会社に雇われるのではなく、個人が複数の「連」を持って、それぞれに能力を発揮していくようになります。
ということは1つの会社へに依存性が弱くなっていくので「強烈な理念」を有し、社員に「強い団結力」を求めるような会社には「従属を求める人」以外は寄りつかなくなります。
ではどうしたらいいか。
方向性は3つです。
1つは「共感性の高い理念を掲げること」。
2つは「ただし、それを会社組織にせずに独立した個人が自ら集うような共同体にすること」。
3つは「『関わらせない基準』を明確にすること」。
です。
業界関係者はおわかりの通り、私が代表理事を務めるスモールジム協会はこの方針で運営しています。
だから全国に同志が集うのです。
数年の間に40くらいの都道府県には進出できると思います。
全体が「利他の精神」で溢れているのは「関わらせない基準」をはっきりさせているからです。
当協会理念とは以下。
最重要ポイントは「私たちはハチドリの精神にのっとり全員で成功することを目指します」の部分。
そして「疑似科学」や「極端」や「制限」を完全否定していることです。
逆から言えば「利己主義」の人や「偏った人」は仲間に入れないし、そういう性質が発覚したら除名処分にします。
何故なら「スモールジム協会を守るため」です。
害虫は一匹でも認めれば全体を汚染します。
五輪騒動も同じこと。
実際は後付けで仕方なく嫌々解任や辞任になったわけですが、結果的に「関わらせなかったこと」は非常に良いことだったと思います。
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