親は見栄を張らない
子どもの発達を促すときに気をつけたいのが、「親の見栄」です。
自分の子はうまくできて欲しい、運動ができる様になって欲しい。そう思っている親御さんは多いと思います。僕も子どもの動きの発達を促す仕事をしているので、その気持ちはわかります。
しかし、見栄が強すぎるあまり、大人が動きを手伝いすぎたり、全ての動きに対して指導したり、できないことに対して厳しく叱り付けるのは悪手です。
子どもの運動発達において大事なのは、「楽で楽しい」ということです。
楽で楽しいからこそ、脳の運動学習が促通され、結果運動が発達していくのです。
その過程では失敗することも学習に含まれます。失敗することはその動きができないことではなく、楽な動きを学ぶために自分自身で試行錯誤している段階になるのです。
自分の子が何のトラブルもなく色々なことがうまくなって欲しい気持ちは非常にわかりますが、僕ら大人も失敗や試行錯誤を繰り返して今まで成長してきているはずです。
我が子を心配するあまり、子どもの楽しむ時間やトライ&エラーをする時間を奪ってしまうのは逆効果になってしまいます。
なので、運動でも何でも、子どもの成長を願うときはうまくできて欲しいという見栄を張らない様に気をつけてください。
その視点で子どもを見てみると色々なことに気がつくはずです