見出し画像

したい事で引き出す子どもの集中力

子どもはやりたいことであればなんでもすすんで自分からやる。先日うちの子どもの本気を見させてもらいました。


うちの娘はとにかく甘えんぼです。パパママ大好きで起きている時はずっとくっついています。


移動は常に抱っこか肩ぐるま。歩いてくれといっても絶対に降りないし、むやり下ろすとその場で寝ころんで大泣きするぐらいの甘えんぼちゃんです。


本当に手がかかる時は手がかかり、特に家族で外出した際は四六時中抱っこなのでとても大変なのです。


そんな娘なのですが、先日やりたい事があれば歩くんだなと感じた事がありました。


遠出していて少し時間が空いたので自分がいつも参拝している神社に行ったときのことでした。その神社は階段を登らないと本殿に行けないのですが、その階段は急で、100段位上ある長い階段。大人も一気に登ると息切れするほどの長い階段なのです。


そのとき息子が寝ていたので僕が抱っこしていたのですが、さすがに娘も抱っこして登るのは非常にきつい… 。そう思ったので、娘にダメ元で、「この階段長いけど、パパより上手に登れるかな〜? 」と自分で登るように焚きつけてみました。


すると、「パパより上手だから見ててよ〜」と、なぜか娘のやる気にスイッチが入ったのです。3歳には急な階段を一生懸命登り始めました。


少しでも自分で登ってくれればいいな〜ぐらいな気持ちで一緒に登っていたのですが、僕に助けを求めることなく登っていきます。それどころか、少し助けようと手を繋ごうとした僕の手を「ジャマしないで!」といって弾いてしまうぐらい集中しています。


そしてとうとう100段以上の階段を自分一人で登り切りました。あまえんぼうで親から離れようとしない子が100段以上の階段を登りたいと思って登ったことは本当にすごいなと感じました。


登るのが楽しかったのか、降りる時も僕の力を借りず、自身の力だけで降りてしまいました。


僕らが何か言葉や命令で言うことを聞かそうとするよりも、その子のしたいこと、やる気の出る関わりをした方が子どもは動いてくれるということを再認識しました。



もちろん、毎回言うことを聞くわけでもないし、今回みたいにやる気を出すわけではないです。


それでも、自分のしたいことに対して集中して取り組む事ができるのなら、それは集中力に繋がりますし、結果子どものしたい事をのばすことにツナがるのではないかと感じています。


無理に何かをさせるのではなく、どのようにしたらしたくなるかを考える必要があるかなと思います。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?