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子どもの便秘解決に役立つ、栄養素と発達遊び!

子どもがトイレに行く時、便秘で苦しんでいる事がある… 。僕の家の長男も時折便秘になる事があり、その度にウンチがでないと泣いている事があります。


うちの子の場合、ウンチが硬くて力んでも出ずに苦しんでいる事が多く、泣いている自分の子どもに可愛そうに感じる事がありました。

そういった場面に出くわす度、ある運動を行うと運動後数分であんなに出てこなかったウンチがするすると出る様になりました。おかげで今はほとんど便秘をすることもなくなりましたし、出なくても落ち着いて対処する事ができる様になりました。


子どもだけでなく大人の便秘にも対応する事が多いのですが、便秘になりやすい状態の問題として、

・便をためて出す腸がうまく機能していない

・ウンチが固くて出しにくい

・骨盤周りが硬く、力みにくくなっている

事が主要な問題になってくると考えています。今回はその3つの原因と対策を考えて、普段の生活で意識したいことや予防のための発達遊びを提供しようと思います。



便秘とウンチの状態の関係

まず、便秘はどの程度お通じが出なかった時に便秘とされるのでしょうか。これは一日1回以上お通じがなかった時に便秘と診断されます。では毎日お通じが出てればいいかというとそういうわけでもありません。

お通じが出る際にしっかりと適切な量が出ているかが大事になります。ウサギの様に小さいものが少ししか出ない、薬を使わないと出ないといった症状は便秘と診断されるのです。


余談ですが、ウンチの状態はその人の健康状態を知るために大事なバロメーターです。色や匂い、大きさや硬さがその子の健康状態を表しています。色は茶色で適度な柔らかさがあるか、自分の子がトイレした時に便の状態をみるとその子のお腹の状態がわかります。なので、トイレの後はお通じの状態をちゃんと確認する習慣をつけるといいと思っています。



卵とワカメが食事で大事

では便秘になる問題の一つとして、腸の機能が落ちてしまい上手くお通じを出す事ができない事が挙げられます。


身体の中では食べたものをそれぞれの臓器で消化し、最終的に残ったものを大腸で排出していきます。そのため、ほとんどの栄養素を吸収・消化する小腸と排出する大腸の状態が排便に非常に関係してくるのです。


そのため小腸・大腸が機能的に働ける必要があるのですが、そのためにそれぞれの臓器で必要なエネルギー源があります。そのため、腸の機能を向上させるためには十分な栄養素をしっかりと取る必要があります。


具体的にはどの様な栄養素が必要なのでしょうか。まず小腸ではアミノ酸、つまりタンパク質が必要になってきます。タンパク質は僕らの体を作っている細胞の原料になるアミノ酸で構成されているので、身体に必要不可欠な栄養素になります。そのためしっかりとタンパク質を摂取する事は腸の機能を高めるためにも非常に大事になります。


特に子どもには卵を提供できるといいです。卵は体に必要なタンパク質を全て含んでいる栄養素の高い食品になります。


また大腸の活動を活性化させる栄養素は水溶性食物繊維が重要になります。水溶性食物繊維を多く含んでいる食品はゴボウやオクラ、わかめや椎茸等になるので、それらを意識してご飯に組み込むのも大事です。



ちゃんと水を飲もう

便の状態が硬いと、力んだ際に上手くウンチが出てくれない事があります。その硬さに関係するのが身体の水分の状態です。便の水分は大腸で主に吸収されて排泄されるので、元々の水分量が少ないと硬さが硬くなってししまいます。なのでしっかりと飲水を促す必要があります。


目安料はたくさんではなくていいので、こまめに水分を摂取させる様に意識してみてください。


また飲み物を飲む時は水を飲ませる様にしてください。ジュースなどの糖分が使用されているものは水分として認識されないので、しっかりと水を飲ませる必要があります。



和式トイレでしゃがめる骨盤の状態を作る発達遊び

子どもの排便がなかなか出ない問題の一つに、骨盤周りが硬く、力みにくくなっているという事があります。どの様な状態かというと、しゃがんでバランスを取れなくなっている子どもが多くなっており、和式トイレを上手く使えない子どもが多くなっているのです。


なぜ和式トイレでしゃがめる事が便通と関係するのでしょうか。それはしゃがみができる事で股関節がしっかりと動き、坐骨(椅子に座った時に椅子にあたるお尻の骨)が開き、肛門が開きやすい状態になるからです。


また、しゃがんだ姿勢は呼吸の筋肉が働きやすくなり、結果排便する際に力みやすくなります。しゃがんで力むのは妊婦さんが出産する際にも力みやすい姿勢ですし、和式トイレの方がスッと排便できる人も多いと思います。しっかりとしゃがめることは非常に大事になってくるのです。


しかし和式便器がほとんどなくなった近年ではほとんどしゃがむ機会がなくなってしまいました。そこで、日常の遊びの中でしゃがんで遊ぶ機会を作り股関節や骨盤をしっかりと動かしておく事が大事になります。


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やり方は単純で、しっかりとしゃがむだけです。いわゆる蹲踞のポーズになります。自分一人でバランスを取れない子でしたら親が前から手を捕まえてあげてサポートをしながら運動してみてください。



しっかりと股関節を動かしたり、骨盤周りを動かす様にしてあげると、便通もよくなることを実感しています。



ここまで、便秘を改善するための栄養素や運動方法を記載していきました。他にも原因は色々あると思いますが、大事なのは規則正しい生活を送りながら運動もしっかりと行うこと。これは子どもでも同じです。


是非一緒に蹲踞を楽しみながら便秘を予防してみてください。

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