海外流学⑦ 2010年23歳の時の書記をそのまま載せてます。
●2人の日本人の親友
先ほど少し登場したが、僕に大きな変化をもたらしてくれた2人の親友。彼らとの出逢い
は、僕にとって本当に大きかった。あんな日本人に正直、日本では出逢った事がない。彼らが特に特別な事を僕にしてくれたとかではなく、普通でいる事の良さ、本当の友達というのは何か、を僕に気が付かせてくれた。友達の前だからこそ変に気を使わなくていいとか、格好つけなくていいとか、言いたいことを言えとか。ポジティブでいる事とか。すごく単純な事。子供なら誰でも出来ること。僕も学生時代は出来ていたけど、忘れていたこと。彼らと逢って、自分がすごく子供に見えたし、大人っぽさを履き違えていた事に気が付かされた。2人共僕より年上だが、年とか関係なく、2人の器の大きさには心から尊敬する。そして、一生追いつけないのだろうな、と思っている。むしろ今は、追いつこうとしなくてもいい、と思っているのかもしれない。なぜなら、2人を人として尊敬しているが故、最初はもっと近付きたいと思った。ああなりたいと思っていた。2人は、僕が持っていないものを持っているから。でも今は、自分自身の事はまだよくわかっていないけど、僕も2人が持っていないものを持っている、僕は僕、完璧な人なんていないのだから、それでも吸収出来る事はどんどん人から見習って行こう、そんな考え方。今、彼らと一緒にいる時間は、僕も腹の底から笑えるし、言いたい事言える。2人も言いたいこと言ってくる。だからこそ信頼出来る。彼らといた事で、自分が一番落ち着く自分の素の性格が少しわかったような気もする。2人がいなかったら、もっと落ち込んでいた毎日だっただろう。今、このような友を持つ自分をとても幸せに思うし、彼らにも思っていて欲しい。日本人を避けていた僕だったが、この2人は僕の親友だ。
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