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海外流学④ 2010年23歳の時の書記をそのまま載せてます。

●カナディアンと日本人僕1人の職場

ワーホリの醍醐味はやはり現地で働けること。僕はESLにほとんど行かなくなったから、バンクーバーについてから約1カ月半後から仕事を始めた。職場はビーチ沿いのいい雰囲気なレストランだった。履歴書を持って、つたない英語でいきなり押し掛けた。当時の英語力ではサーバーは無理と言われたが、コックとして雇ってくれた。これで金の心配はないとホッしたのも束の間、いざ仕事が始まると僕にとっては戦場だった。ものすごい忙しいレストランで、サーバーは僕の英語力も気にせず、すごい早口でバンバン注文してくる。もちろん聞き取れず、何度も聞き返した。怒られた。でも楽しかった。バンクーバーにいるのだと、初めて実感出来たから。そして、そこで僕のリスニング力は一気に伸びた。仕事終わりは必ずバーで同僚と遅くまで飲んだ。何も話さなかったけど、ひたすら聞いていた。ESLよりはるかに実践的クラス。カナダ人の友達も出来た。まさに、僕が思い描いていたような生活だった。でも、英語が聞けるようになるにつれ、仕事中に自己中なサーバーが、僕に何を言っているのかが分かるようになってきた。以前はすべて「YES」と答えていた僕も言い返すようになってきた。ケンカも頻繁にするようになってきて、「お前変わったな。」というサーバーも現れ始めた。英語が出来るようになるにつれ、カナダ人と日本人が一緒に働く難しさが見えてきた。カナダ人は思った事を口に出すが、それは日本人にとって時にルードであり、日本人があまり口に出さない事は、カナダ人にとって理解しにくく、でも言えば言うで「日本人だろ」という顔をする奴もいる。結局、1年以上務めたレストランを、マネージャーとウマが合わず辞めた。けど、色々と吸収出来た1年だった。

 

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