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効かせることを意識しすぎても良くない。
トレーニングにはいくつかの原理原則があります。
その中の一つが”意識性”と呼ばれるもの。
意識性の原則 とは「トレーニングをするときに意識の持ち方によって効果が変わりますよ」という原則です。 運動の内容、目的、意義をよく理解し、積極的に取り組むこと。
すごく大事なことではあるのですが、ここを考えすぎてしまうとトレーニングの停滞が割と早く来てしまうことがあります。
意識できる重さの基準
ボディメイクのトレーニングなんかですごく良く言われる”効かせる”という表現。実際対象の筋肉に負荷をかけることが目的なので、負荷がかかっていることがわかっているのは重要です。
しかし、意識して動かせる重さというのはその人の実力よりも軽くなることが多く、筋肥大や筋出力において足を引っ張る可能性があります。
それを防ぐには意識できる重さを使う、という考えではなくフォームが崩れない重さを使うという考えに変えることが大事です。
自分にとっての正しいフォームが崩れない、も意識性
僕の考えですが、フォームが崩れていなければある程度対象部位には負荷はかかると思っています。トレーニング最中はわからなくとも筋肉痛は出ることが多いので、筋肉を使っているという実感と疲労はある程度分けてもいいのでは?と考えています。
実際、トレーニング中にすごく軽い重さでパンプさせても筋肉痛はそれほどではないというケースは多いです。
そうなると、トレーニングをしたという実感に対して仕事量は少ないという結果になります。また。ここから重さをあげようとしても出力が伸びていないケースがあるので予定より伸びが悪いことがあります。
改善はサイクルを組むこと
こういった問題の予防として、サイクル(ピリオダイゼーション)を組むことは大切になるかと思います。
軽く効かせる時期、重たいものを目一杯使う時期を交互に行う。そうすることによって身体には新鮮な刺激が入り発達も促せます。
意識性が悪いことではないですが、そればかりではもったいないと思うのでバランスは大事だと思います。
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