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「今日」という同じときは二度とはない自分ページ(2021年2月8日)

昨日ここのところノートに投稿している友人であり、恩師の別れを偲ぶ会がYou Tube配信であった。何百人の人から思い思いのメッセージが寄せられ、あなたの人間性の大きさを感じた。

約20年ほど前から、ゲイでHIVの陽性者として顔を出して勢力的にメディアにも様々な場所でも活動されてきたあなた。自分の辛さも人の辛さも乗り越えるために生きたあなた。言葉にはできないものを、あなたの優しくて温かくて、けれどしっかりした芯のあるその瞳と声は、心の深いところに届くように教えてくれた気がします。

HIVになったときは、大泣きしてしまったと妹さんがあなたのことを教えてくれたけど、その悲しみを誰かの力にしてくれたのかな。それはなかなかできないことなのだけど、月並みな言葉では何もふさわしく表現できないけれど、そんなあなたをわたしは心から尊敬します。

「寄り添う」ということの難しさを顔に出さず、生きることを全うされたからこそ、こんなに沢山の人の心に生きる力を与えたんだから。

あなたにはこの世では会えないけれど、あなたが歩いたようにわたしもこの人生を歩きたいと、思わせてくれてありがとうございました。HIVになってからもあんなに素晴らしいパートナーと出会い、ふたりの幸せな姿をいつも見せてくれて、生き方がほんの少しわかったので、頑張れそうなのです。

一緒に年を重ねて笑って生きていける人、最後のときにまた会いたいと、思える人と人生を楽しみたいです。

今の時代は投薬治療していれば昔のように死に直結する心配や恐れもないとは、慰めの瞳で先生は言ってくれるけれど、わたしもHIVという病気をもらったので、自分の寿命がいつまであるかなんてわからないのだし。

「彼氏作らなきゃ、恋しなきゃ」、、、だよ!




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