三千円の使いかた〜原田ひ香
2022年はこの頃、読書をしなくなった反省から最低10冊は読破しようと、かなり低い目標を掲げました。
月に1冊目標という、達成可能な数字を掲げる事で変なプレッシャーを背負わないで楽しくやろうかと。
そんな訳で、これが2冊目の文庫読破となりました。
ぶらりと本屋を覗いた時に、ランキング上位にあったので購入。
まず著者の原田ひ香さん? 知らない😓
wikipediaで調べると、脚本家で本も結構書いてらっしゃるとの事でした。失礼しました。
実際、この「三千円の使いかた」を読んでみて、生きていく中で、お金は絶対必要で沢山あるに越したことはないですが、そんなお金の心配をしなくて良い裕福な人は少ないでしょうか。
老後までのことを考えると少し怖くなってきますね。
大丈夫かな?
また、その人の価値観もそれぞれ違いますから、どんだけあっても満足なんて出来ないのかもしれません。
最初は、“三千円”をいかに有効に使うかというテーマだと思って気軽に読み始めたんですが、人生にのしかかってくるお金を巡り、それぞれの家族のカタチを描いたものでした。
費用対効果なんて考えたら子育てはできないし高齢者は不要と言っているようなものです。
それを超えたところに人生をいかに生きるべきかがあるのでしょう。
ただ、最終章でうまくまとまった感じの結婚話だけど、結局お金にルーズな彼氏家族の問題は一つも解決していないかな?
自分に置き換えてみると、これからの教育資金、家のローン、老後を考えたら目を背けたくなります。
まぁ、今を楽しく生きることを考えるのが一番良いのかも?
将来のことなんて、どうなるか誰もわからないんだし。
文庫本としては、ラサッと読めて将来の経済的なことについて考えるキッカケになるかもしれません。
是非、一読を。