旅行記⑦:ガーナ(23年1月)
ガーナ3日目。今日はアクラ観光。
まずは野口英世記念館へ。
病院の敷地内にひっそりとあり、建物の前にポツンと小さい標識があるだけだった。案内人がいないと見過ごしてしまいそうなほど小さい看板。大昔に日本大使館主導で改修されたという日本庭園も、雑草がぼーぼーでなかなかお粗末な感じだった。良くいうとガーナ的な。
中は当時の研究室が残されており、野口英世さんの偉大な業績と波乱万丈の人生がかいま見えるのがいい。
妻Maryさんにガーナから送ったという手紙が印象的だった。当時は電話も高く文通がほぼ唯一のやり取りだったのだろう。筆記体がかっこよかった。
友人に金持ちになってもらってここを改修して観光客を受け入れるに足る体裁を整えるべきだ。せっかく素晴らしい施設なのに少しもったいない。
そのあとはKFCを食べてJames Townと呼ばれる街へ。
現地の方にガイドをお願いしてツアーのような形で街を歩いた。
なんだろう、、いわゆる一般庶民からスラムまでの平均から平均所得層より少し低い所得層の人たちの生活を垣間見たが、どうやって現金収入を得ているのだろうか、、と思いたくなるような生活であった。
頭の上に重い荷物を載せて運ぶ人もいれば、道路で寝ているだけの人もいる。日本にいると時間に常に追われて、スケジューラーをパンパンにしてあくせく働いているが、そうせずとも生活は営めるんだなという当たり前のことに気づいた。
同時に、あと10年とか経過するとこの辺りの人々の生活は良くなるのだろうか、と疑問に思った。ザルに大量の小魚を入れて頭に乗せて水を上半身に垂らしながら歩く男性が印象的だった。あとはその街のボクシングジムを覗いたがとても熱気に溢れていてよかった。
そしてart centerというお土産物屋さんに。客引きが激しいほど近づきたくなくなるもので、観光客に全く売る気がなさそうな女性がひっそりとやっていたお店でブレスレットを吟味して購入。なんと50円ぐらいで買えたので嬉しい。ネックレスも買ってしまった。まあ250円ぐらいに値切れたので良しとしよう。
神を表す紋章入りのもので、イスラエルからの流れで今回の旅にぴったりだと思ったのだ。
その後はモールに行って家に帰ってお好み焼きとたこ焼きをした。ガーナにいてこんなものたちが食べれるとは思っていなかった。商社の食糧送付制度すごい。
ガーナは子供も溢れていてとても活気がある。これ自体はいいことだと思うけど、これだけで国が本当に成長して行っているのだろうか、仮にしないのであれば何がこの国に必要なのだろうか。構造的な問題なのだろうか。そもそも問題視すること自体が間違いなのだろうか。とか考えてしまった。アフリカの中では金も取れるし、海沿いで気候もよく食物が育つので食うに困るような人は少ないように見えたが実際にはどうなのだろうか。
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