![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40848509/rectangle_large_type_2_3679ecf218dd523aa8b07c48b3fb554a.jpg?width=1200)
「電力会社の憂鬱」第9話
電力連合会
電力連合会は、北海道から九州までの全電力会社で構成されている業界団体である。
必要経費は各電力会社からの分担金で賄われており、その分担比率は需要家すなわち顧客数の比率で割り込むこととなっている。必然的に圧倒的なスケールの東日本電力と西日本電力が大部分を占め、その分発言力も絶大となっている。
電力連合会の機能としては、地域産業である電力会社が対応できない、全国レベルでの対応を担う。
具体的に例えると。
業界全体にわたる事項、例えば、災害時の協力体制など、業界内での取り決め事項の調整などを行う。
また、業界全体で情報発信が必要な場合。
ほとんどが、政府や国からの要請であるが、業界全体の見解や報告を求められる場合にその機能を発揮する。
今、連合会で、喫緊での取りまとめの必要な案件は、全国ベースの「受給計画」である。
日本全体の予測・計画数値を決定し、資源エネルギー庁に報告する必要がある。
ここから先は
2,505字
¥ 100
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
是非サポートをお願いします。小説の構想はまだまだありますので、ご購入いただいた費用は、リサーチや取材の経費に使わせていただきます。