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飛天御剣流の極意!九頭龍閃と天翔龍閃の違いと、習得する剣心の成長を徹底解説【るろうに剣心】

『るろうに剣心』に登場する飛天御剣流の剣技の中でも、特に強力な技として知られる「九頭龍閃」と「天翔龍閃」。どちらも圧倒的な速度と威力を誇る必殺剣ですが、その性質や使い方には大きな違いがあります。本記事では、両者の違いを詳しく解説します。


九頭龍閃(くずりゅうせん)とは?

九頭龍閃は、飛天御剣流の奥義を習得する前に使用する技で、剣心が作中で幾度となく繰り出してきた必殺技の一つです。

  • 攻撃方法:一瞬のうちに相手の急所9カ所(頭部、肩、喉、心臓、胴、手、脚など)を同時に攻撃する

  • 踏み込み:通常の踏み込みで放たれる

  • 特徴:全ての斬撃が同時に行われるため、通常の防御手段では対応が不可能

  • 目的:飛天御剣流の極意である「神速の剣技」を体得するための前段階としての技

九頭龍閃は、その圧倒的な速さと多段攻撃によって敵の防御を無意味にする技ですが、単発の威力では後述の天翔龍閃に及びません。


天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)とは?

天翔龍閃は、飛天御剣流の真の奥義であり、九頭龍閃を完全に超越する技です。

  • 攻撃方法:剣を振り下ろす一撃の威力を極限まで高めた必殺技

  • 踏み込み:通常とは逆方向に踏み込む特殊な動作により、爆発的な加速を生む

  • 特徴:斬撃速度が九頭龍閃を上回り、一撃必殺の威力を持つ

  • 追加攻撃:相手がこの一撃に耐えた場合、自動的に追撃が入るため、事実上の二連撃となる

天翔龍閃は、九頭龍閃のような多段攻撃ではなく、「飛天御剣流における最速・最強の一撃」を放つ剣技であり、相手が耐えた場合でもさらに追撃を与えるため、確実に勝負を決めることができる技となっています。


九頭龍閃が登場する話

九頭龍閃が初めて登場するのは、原作の**「京都編」において、剣心が飛天御剣流の師である比古清十郎**のもとを訪れ、奥義の伝授を求めた場面です。

比古は剣心に対し、「九頭龍閃を完全に使いこなすことができなければ、奥義の伝授はできない」と告げます。

この戦いで、九頭龍閃の高速多段攻撃でさえも通用しない相手がいることを痛感し、剣心はさらなる境地へと進むことになります。

京都編の終盤で宿敵志々雄真実との戦いでも繰り出されました。最終的には奥義・天翔龍閃へとつながっていきます。


天翔龍閃を習得する話

天翔龍閃の習得は、京都編の比古清十郎との奥義伝授の過程で描かれます。

比古は奥義を伝授するために剣心と本気の戦いを行い、最終的に剣心は追い詰められます。そして戦闘の中で、飛天御剣流の奥義「天翔龍閃」の本質が、「逆方向への踏み込みによる爆発的な加速」だと悟ります。剣心はこの動作を無意識に体得し、比古を初めて打ち倒しました。

剣心は飛天御剣流の真の継承者となり、天翔龍閃を習得しました。そして、その後の志々雄真実戦では、奥義・天翔龍閃を使用して志々雄に決定的なダメージを与えます。


九頭龍閃と天翔龍閃の違いまとめ

九頭龍閃天翔龍閃踏み込み通常の踏み込み逆方向の踏み込みで爆発的な加速斬撃の数9回(同時攻撃)1回(ただし追撃あり)攻撃の特徴急所9カ所を一瞬で攻撃、防御不能圧倒的な速度と威力、一撃必殺+追撃強さの違い高速多段攻撃それを超える「究極の一撃」

天翔龍閃は、九頭龍閃の延長線上にある奥義であり、「斬撃速度」「威力」「確実性」の全てにおいて上位互換となる技です。そのため、作中では奥義の証として扱われ、剣心がこの技を会得したことで、飛天御剣流の真の継承者となったのです。


まとめ

九頭龍閃は、9カ所の急所を一瞬で攻撃することで防御不能にする技であるのに対し、天翔龍閃は逆方向の踏み込みによる爆発的な加速で繰り出される一撃必殺の奥義であり、さらに相手が耐えた場合には追撃が入るため、九頭龍閃を完全に超える技となっています。どちらも飛天御剣流を象徴する剣技ですが、天翔龍閃こそが最強の必殺剣として君臨するのです。


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