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生成AI任せにド素人でも漫画や映画を作れる時代にきたらしい【実践解説あり】


近年生成AIの進化が凄まじく、素人でもプロレベルの画像や映像が作れる時代まで来てしまっている。

ここ数週間はそういう噂を聞いてからほぼ毎日AIを触りながら作品をつくっているが、自分の才能では作る発想さえ湧かなかった漫画や映画も形にできるところまでは学んできたのでまとめておこうと思う。

AI利用者も増えてきて段々と有料化の流れは来ているが、現段階では無料でもかなりの質の者は作れるところまで来ている。


ショート漫画動画


上は実際に自分が作ってみたショート漫画になる。ページ数でいえば30ページぐらいの物語を1本作品化することができた。

しかも作成時間はほとんどAIに任せたので数時間ほどである。

話のアイデアは自分で決めるが漫画を描くうえで素人には難しい、話のプロットや綺麗な画像は全てAIに作ってもらった。

絵は終始以下のようなクオリティで作ってくれる。


生成しながら下手なアニメ映画よりクオリティ高いじゃんと思って衝撃だった。作画崩壊もほとんどない。

これをYouTubeショートやTikTokに各話分けて動画で流したら全部で4000再生回った。書いている今も回っている。

視聴維持率もどれも6割は最後まで見てくれているのでこちらも衝撃である。普通の1分以上の動画では4割でも見てくれれば良い方である。

誰も聞いてくれない話も、漫画にすることで視聴者も数倍に

話の題材は見てくれれば分かるが、最近危惧されている社会問題をテーマをもしも調にして書いた。

こういう固くて真面目な話題も普通の動画で話すだけなら見てくれる人はかなり偏る。何なら自分のような素人が話しても最後まで聞く人は皆無だろう。

そこを敢えて漫画形式の軽いフォーマットで見せることで最後まで聞いてくれる人は6割にも上った。それだけで取り合えず目に触れようとするπは広がるということだ。

最近はそうした教育的なことでも、AIのおかげさまで伝える媒体を右往左往することで繋がらなかった人とも幅がまた増えるのでないかと色々実験している。

繋がってもすぐに離れる人もいるが、好き勝手な分野で発信している割に生成AIを使ってから短期間で10人以上は登録者も増えた。

今回の漫画のように客観性を感じさせないまま一方的に情報を伝えるだけの関係性も良くはないとも思っている。ただ伝える力がなければ話も聞いてくれない。

近年は生成AIによって伝えられる媒体幅が素人でも身近に広がる時代になった。そして今後ももっと使いやすく広がることになる。

私のように情報をいろんな手段で変えながら伝えたい人もいれば、現実とは離れた物語を紡ぎたい人だって可能性は生かせるだろう。

生成AIの進歩に反対する人もまだ多いようだが、進化の流れの方が早すぎて止められない。時代の流れには抗うより乗ってしまう方が圧倒的に楽で自然である。

受け手にとって嬉しい時代になるのはまだ先になるかもしれないが、創作者には思ってもない優しい時代になっていくことは現段階でも十分享受できる。


ショート漫画動画の作り方

普通の読む漫画ではなく、動画形式にしたのは時代による視聴者のπが違うというのと、

実際に読むほうもネームから作ってみてカット割りから話を仕込むのが素人には難しすぎたからだ。ここで一度自分は作品になる前に断念した。

そこで友達が動画形式にして作成していたのでそれなら自分にもできるかもと思って真似した。


結局は編集力とアイデアだけは自分の感性が作品に反映するので難しいは難しいのだが、作品として形にする意味ではこちらの方が全然やりやすいだろう。

制作の流れとしては
・作品のテーマを決める
・テーマに沿ったプロットをchatGPTに聞いて広げてもらう。
・話にあった画像をAIにプロンプトを送り生成
・できた画像を編集ソフトで繋げて吹き出しをつける
・セリフは音声ソフトに吹き替えてもらいアニメ調の見るだけの漫画にしていく


話のアイディアや画像のイメージはある程度自分で決める必要はある。ここがあってAIのサポートの恩恵は始まる。

アイディアが浮かんだらどう話を広げていくかはchatGPTに聞けばいい。

プロットや各話のストーリー、タイトルまでつけてくれる。そこから気に入らないところは自分なりにアレンジして作っていけばいい。

また一番難しいと思われるであろう画像のプロンプトに関しては、自分がイメージしている画像をざっくりとこちらもchatGPTに聞けば詳細に書いてくれる。

私の一例をあげておくと、、

私 「その渡辺俊がアイビーリーグのような学校に行きたいが教育格差でチャンスがなくて残念そうな画像を同じアニメ調で生成したいのでプロンプトお願い」

gpt「夕暮れのつつましい自宅の外に立つ十代の少年、渡辺俊が、アイビーリーグの大学に似たエリート校の遠くのシルエットを眺めているアニメ風のイラスト。拳を握りしめ眉をひそめ、フラストレーションと悲しみの表情を浮かべながら、遠くにある名門校を見つめている。それは、彼が望んでいるが不平等のせいで到達できない教育機会の象徴である。彼は少し乱れた制服を着て、彼の苦悩を表している。背景は、遠くにある学校の壮大さと周囲のシンプルさとを対比させている。シーンは柔らかな夕暮れの色が混ざり合って満たされ、陰鬱でありながら希望に満ちた雰囲気を醸し出している。」

こちらをこのままコピペして画像生成AIに打ち込めばイメージに近いものを作ってくれる。英訳が必要な場合は英訳してもらえばすぐに出てくる。

同じ人物で画像を生成したい場合はプロンプトのログを残しておいて、人物の特徴または名前さえ書いておけば要求した違う場面のプロンプトを書いてくれる。

また生成して納得のいかない画像が出れば、改善点をまたgptに伝えればすぐにプロンプトも書き直してくれる。

ちなみに画像生成でおすすめなのは「Leonald.AI」。無料の中でも色々AIを利用したが質や設定も細かく、一日40枚ほどは誰でも生成できるので薦める。

最後は編集してつなぎ合わせ、吹き出しとセリフを入れたら動画の完成である。

一見簡単には見られるが、正直ここの段階で普段あまり使わないセンスが問われるのでかなり頭は疲れる。ここはAIもまだ手は出せない。

ただそこも含めて過程を面白がれるクリエイター気質の人には向いている。いずれにせよ自分の漫画を形にできる進歩を感じることは大いに感じられるだろう。

ショート映画

こちらも短いが2本ほど過去に作ってみた。

ここ最近の映像生成AIの方は有料化の流れが激しく、無料で残っているものは段々質が低くなってきてしまてはいる。

クリエイターもこちらに上級者が流れていて、相当なものを作りたいならある程度課金しなければ無理だが、無料でもアイディアを短い形にするぐらいは誰でもできるようになってる。

予算や才能で作品作りが見込めなかった人は生成AIによる自主映画を作る人だってこれから増えるだろう。

最近は邦画などの流れでアニメ人物を実写化するというような動画も流行っている。あれだけ見てもかなりのレベルまで来たのがよくわかると思う。

自分が作ったのは当然どれも質は低いがこの拙さも最後に残る人間味として価値になる場あいもまた出てくると思う。完璧なものだけが溢れてもこれもまた面白くない。

作れる手段は誰にもそろった中で何も作れないという発言はもうできないだろう。

こちらも流れでいえば漫画の制作と過程はほとんど変わらない。

アイディアを出し、基本はGPTにプロンプトを教わって最後は生成AIに人物を動かしてもらう。

この辺はまだ細かい設定は追い付かず、イメージ通りの映像をつけてもらうにはほど遠かったりもする。どちらかというとこちらはガチャ要素が強い。

その映像をどうやってつなぎ合わせて作品にするかの方がまだ感性に問われると思う。無料版では少し限界はある。

また無料で生成きていたサイトも有料化が進み使う機会も減ってきているのは否めない。私が今利用しているのは「PiXVerse」という場所。あとはあまりないかもしれない。

質のいい映像生成を望むなら課金もいいだろう。月の料金であれば今なら少額でも済む。

今後進むと映像生成の方が早い段階で有料化が当たり前になると思う。興味がある人はその前に触っておいて吟味することも薦める。

ある程度作品化の形まで持っていく感覚は後に当たり前になるAI時代での作り手の仕掛けを見ていくのは学びとしても大切だと思う。


現段階で物語の形式では、画像を生成して編集する漫画の方が今はイメージのものを作りやすい。

どういう発信にするにしろ作り手に回るには非常にイージーな時代になったのはお伝えしたい。

そして継続の挫折にもなる数字さえも、AIにサポートされたものほど結果として現れやすいのだからもう言い訳もできない。

人間にできることは減ると悲観する人は多いが、実際に触ている人から希望を感じている人に分かれているのだから今は過渡期としても面白い。

今後も実験することも増えると思うので数字がまとまったら、また共有したいと思う。










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