StepnとSleeFiでそれぞれ150万以上使って分かったこと
はじめに
本記事は、タイトルにもある通り、筆者がStepnとSleeFiにそれぞれ150万円以上を投資(投機)して、その中での気づきをまとめたものになります。(ちなみに、原資回収はほぼできていません)
SleeFiは本日(2024/4/15)にサービス終了となりましたのでご注意ください。
可能な限り、様々な情報や情報の裏付けをしながら記載しておりますが、誤った情報の可能性もありますので、確認しながらご利用ください。
また、本記事は暗号資産/仮想通貨/BCGを推奨するものでもありません。これらを行う際は、十分に予備知識をつけたうえで、少額から余剰資産で楽しまれることを推奨します。
なお、本記事はBCGゲームでの稼ぎ方の戦略について書いたものではなく、BCGゲームの性質や特徴について考察した記事ですので、利益を出すための損益分岐や期待値などは一切触れません。
Part1:そもそもBCGとは
BCG(ブロックチェーンゲーム)とは、端的に言ってしまうと暗号資産と同じブロックチェーンの技術で実現されるゲームです。
ブロックチェーンは、中央集権的なサーバを持たずに、分散的に処理を行う仕組みです。
※ただし、アプリとして動作させるために、バックエンドのサーバを持つことはあります。
Ethereum、solana、avalancheなど様々なブロックチェーン上で動作します。
StepnとSleeFi
本記事では、性質の似ている2つのBCGを紹介します。
Stepn:https://www.stepn.com/
靴のNFTを買って、歩く(GPSと連動)ことでトークンが得られるBCG
SleeFi:https://sleefi.com/jp
ベッドのNFTを買って、寝る(タイマーと連動)ことでトークンが得られるBCG
SleeFiはStepnを参考にしており、ゲーム性やUIが似ています。
詳細なゲームシステムや戦略については、ここでは割愛しますので、上記の公式サイト及びコミュニティ、インターネット上の記事をご確認ください。
BCGの基本要素①:トークン
ゲームの中で一番基本になるのは、トークンです。トークンは、ゲーム内で得られるポイントのようなものです。
このトークンは、ゲーム内に閉じた単なるポイントではなく、ブロックチェーンの暗号資産と交換することができ、その暗号資産は円やドルと交換することができます。
つまり、ゲーム内のトークンは間接的に現金と同じ価値を持つことになります。
トークンには、ユーティリティトークンとガバナンストークンと呼ばれる、2種類が用いられることが多くあり、Stepn/SleeFiではどちらもこのデュアルトークンモデルが採用されています。
BCGの基本要素②:NFT
NFT(Non-Fungible Token)は、非代替性トークンと呼ばれ、ブロックチェーン上の唯一無二なアイテムを指します。
逆に、暗号資産やトークンは、代替可能なのでFT(Fungible Token)と呼ばれます。
NFTの具体例としては、Stepnでは靴。SleeFiではベッドがあります。加えて、ゲーム内での宝石などのアイテムもNFTとなります。
また、ミントと呼ばれる2つの同種のNFTと一定のトークンから新たにNFTを生成することができる要素もあります。
暗号資産とトークンとNFTの関係を整理すると下記のようになります。
右下のNFTとトークンのEarn/Burnについては、後述します。
GameFi
GameFiは、Game(ゲーム)とFinance(金融)をつなげた造語であり、ゲーム内で、NFTを使ってトークンを稼ぐ仕組みです。
具体的なアクションとしては、Stepnであれば歩く。SleeFiであれば寝るという行為でトークンを得られます。
基本的な仕組みはシンプルなのですが、(一例として)下記のような要素があり、ユーザが考える戦略が多様化するように設計されています。
靴やベッドの数が多いほど稼ぎやすくなる
直接購入をしたり、ミントにより増やすことで数を増やせるが、金銭的もしくは時間的な投資が必要となる
ランクの概念があり、上位ランクほどスペックが高いため稼ぎやすい
コモン、アンコモン、レアなどのランクがあり、ランクが高いほどスペックが高いが、入手難易度が高い
入手には運要素があったり大きな投資額が必要になる
レベルの概念があり、レベルを上げるほど稼ぎやすくなる
「基準トークン量×レベル」のトークンや「1時間×レベル」のクールダウン時間が必要など、高いレベルに上げるほどコストが高くなる
ステータスの概念があり、どのステータスを伸ばすのかで戦略が変わる
レベルが上がるとステータスを上げるポイントが手に入るが、このポイントを何に割り当てるかで戦略が異なる。
稼ぎやすさ、耐久力、運の良さなど目指す戦略に応じて、カスタマイズができる
有利になるアイテムがあり、使うか使わないか選べる
アイテムもNFTのため、売買され需要と供給で価格が決まる
ラッキボックスやガチャのような運の要素がある
期待値による効率を目指す人や、一攫千金を目指す人などがいる
BCGと普通のアプリの違い
なぜ、Stepn/SleeFiはBCGである必要があるのか?単純なスマホアプリではダメなのか?という点は、明確に記載されているわけではありません。
ただし、公式WebサイトやWhitepaperから読み解くことはできます。
どちらのプロジェクトも、歩行の習慣化/睡眠の改善によって、ライフサイクルの改善に貢献することをミッションに掲げています。
上記を実現するために、PlayToEarnという概念が活用されています。
PlayToEarnとは、遊びながら稼ぐという概念で、ここからStepnはMoveToEarn(動いて稼ぐ)、SleeFiはSleepToEarn(寝て稼ぐ)という概念が派生しました。
PlayToEarnは、スマホアプリの課金とは異なり、実際にお金に換金できるという部分が大きくことなり、この点はものすごく大きなモチベーションの建付けになります。
BCGには、ブロックチェーン上で全てが記録され、誰でもデータや資金の流れを確認できるという特徴があり、ゲームの外にNFTを送るといったことも可能です。
また、アプリにバグがあると、ブロックチェーンへのトランザクション操作がうまくいかず、レベルアップがうまくいかない/送金ができないor遅いといったことも発生します。
逆に、一般的なゲームで必要とされるゲームシナリオやキャラクタデザインなどは重要視されません。(ただし、シナリオ性の高いBCGを除く)
一般的なゲームとBCGの代表的な項目を整理すると下記のようになります。
そもそも、暗号資産をある程度扱う事ができるユーザでないと参入ができないため、参入難易度は高いと言えます。
また、アプリの運営も人材的・資金的に余裕のある大企業が行うわけではないため、プロジェクトが集合離散を繰り返し安定しないことが多いです。(もちろん一般的なゲームでも突然サービス終了などは起こり得ますが)
Part2:BCGのエコシステム/収益性
BCGでは、収益化がモチベーションの建付けに使われている以上、獲得したトークンを現金に変えたいという考えは自然なことです。
ただし、下記のようにすぐに現金化をするか、それとも再投資をするかは、ユーザの戦略に依存します。
利益を出す、もしくは原資回収をするために現金化をする
今後の利益を増やすために、得られた利益を再投資する
レベル上げをする/アイテムを強化するなど
トークン価格の下落問題
このとき、1のトークンを売却し現金化をするという行為は、エコシステムからすると、少し困る状態になります。
端的に言うと、トークンは売却されると価格が下がります。
そして、トークンは日々生み出されていくので、供給過多になりやすい構造をもっています。
トークン価格を下げないためには、生み出されたトークンを売却させずに 「今後の利益を増やすために、得られた利益を再投資する」もしくは、「既存ユーザ/新規ユーザが追加で投資する」が必要になります。
つまり、現金化をするよりも将来に期待して、外貨をトークンに変えたくなるような仕組みが継続的に必要となります。
しかし、この場合であっても、利益を出したい/原資回収をしたいというモチベーションは先送りされているだけなので、いつかは資金流出に繋がります。
このような構造から、新規ユーザが流入させた資金を既存ユーザが分配する構造となりやすく、ポンチスキーム(金融詐欺)と揶揄されることも多くあります。
トークン価格の下落問題への対応
これは非常に難しい問題で、BCGのエコシステム自体に、大きな課題が存在しており、全員が安定して稼げるモデルになっていないというのが事実で、未だこの課題を根本的に解決させる理論は発明されていません。
「価格が下落した際は、運営が買い支えをすればよい」というコメントも度々目にしますが、現実的ではありません。
運営が価格を維持するためには、流出する資産と同額の資産を流入させ続ける必要がありますが、これは運営が無償でお金を配る行為と同義です。仮に実施できたとしてもいつかは限界がやってきます。
また、トークン価格が下がるとNFTの価格も下がるため、新規ユーザが参画しやすくなるという意見もあります。
そのような側面はある一方で、同時に、稼ぎが悪いBCGに参画しようと考えるユーザは少ないため、やはりトークン価格・NFT価格はある程度高いほうが良いと言えるでしょう。
現時点で、この問題を解決するエコシステムモデルは開発されていないのですが、一般的に以下のような対策があります。
プロダクトの魅力を維持し続ける
売り圧を高くしないために、再投資をしたくなる仕組みやイベントを提供し続ける
企業連携などトークン獲得の利益を目的としない、巨額の投資ができる組織/団体を巻き込む
組織/団体と連携することで資金調達とプロジェクトの新規参入者を一度に獲得することが期待できる
ただし、プロジェクトの魅力と企業の連携メリットが釣り合うだけの状態にする必要がある
経済圏を広げる
同じガバナンストークンが使えるアプリやツールで経済圏を広げる(=ユーザ数や資金総額を増やす)
非金銭的欲求を満たす仕組みを作る
スポンサーやパトロンになるユーザに対して、名誉や承認欲求を満たすことで、採算度外視でトークンを使ってもらえる仕組みを作る
運営が熱量をコミュニティに伝え続ける
運営のミッションやロードマップや情熱を常に発信し、コミュニティや参画ユーザと信頼関係を構築し、ユーザが狼狽・恐慌状態にならないようにフォローする
上記が機能不全になり、トークン価格が下落すると、BCGは負のスパイラルにおちていきます。各要素との因果性を整理すると下図のようになります。
トークン価格が下がって利益が出なくなると、ユーザの不満がたまり、コミュニティが荒れたり、新規ユーザが増えなくなったりします。
運営は、既存ユーザの不満を軽減するために、ジェネシスベッドへのエアドロップや利用促進のキャンペーンを打ったりするのですが、新規参入の呼び込みのほうが多ければ効果はありますが、供給過多を促進させるだけの可能性もあるので、迂闊にできないという側面もあります。
なお、運営の利益は、NFTの売買に手数料を掛け、その分を徴収することで賄われます。ゲーム内トークンの価格が落ちると、NFTの価格も下がりますので、運営の利益も下がります。加えて、ユーザ数が少なくなると流動性(売買する量)も下がるため、さらに状況は悪化します。
つまり、運営の利益は、ゲームの魅力やトークン価格と一蓮托生なところがあります。
逆説的いえば、この循環を好転させることができれば、プロジェクトはうまく運営できるといえますが、非常に難易度が高いのは自明です。
Part3:運営とコミュニティ
運営の責任とラグプル問題
BCGは、いまだ法整備が追いついていない領域でもあります。
今回SleeFiの運営が財政破綻をしましたが、こういったときに保証されるものは何も無く、責任を追求することもできません。
仮になんらかの責任を追求できたとしても、財政破綻したプロジェクトから損害賠償を取れるということは、皆無でしょう。
であれば、適当に魅力的なロードマップと面白そうなコンセプトでBCGを作って、資金をかき集め、良きところで運営が現金化をして逃げるということができるのではないか?という考えに至りそうですが、これは現状YESで、いわゆるラグブル問題として有名です。
悪意を持っていたかは証明不可能ですが、結果としてそのような自体を引き起こすプロジェクトは、今回のSleeFiのようにあり得るでしょう。
BCGのような新しいことに挑戦することは称賛されるべきことですが、数千万から億単位の金額を個人から集め、何の保証せず、罰も受けず、一言やめますで終われてしまうのは、やるせない気がしますが、現状まかり通る事実です。
そのため、ゲーム参加者は、インフルエンサーやXでの儲かりますという情報だけではなく、中長期的に非常にハイリスクである現実も直視する必要があります。
記事を書く方の目的は、記事を見てアフィエイト収入を得るか、目的のBCGに参加してもらうことなので、嘘を書かない範囲で、刺激的なメリットをアピールするのはよくあることです。
運営とコミュニティの関係
StepnとSleeFiで特徴的に差が出たのは、運営とコミュニティの関係に思います。
Stepnは運営がAMAにて対話を続けました。時として厳しいコメントや批判もありますが、運営は叩かれながらも逃げずに回答を続けました。
一方、SleeFiは運営が前に出てこず、コミュニティで有志とOGと呼ばれるサポーターが運営と利用者の橋渡しをしていました。ただし、彼らは運営ではないので、詳細や確実なことは言えず、既存情報の提供止まりとなっていました。
SleeFiのコミュニティで興味深いのは、この手のパブリックなコミュニティで、報酬もなく(OGには若干の報酬はありますが)ボランティアで活動するためには、コンセプトやMVVやロードマップに強い共感が得られ、やりがいが生まれる必要がありますが、SleeFiは一部の支持は得たものの、運営の放置も考えると、なぜこんなにもコミュニティメンバが肯定的・積極的に活動できたのかという点にあります。
(決して悪いという意味ではありません。偶発的に集まったメンバで、明確なルールや仕組みがない中でうまく回りすぎていたため、メンバのマナーが良かったからという理由だけでは、少し説明が難しい点に思えたという意味です。筆者の認識できないところで何かがあったのかもしれません。)
最近のコミュニティは、推し活やファンダムのような企業側/運営側からの一方的なものではなく、共創関係になりつつあるという時代の風潮なのかもしれません。
個人的には、このような運営を全面的にバックアップしてくれる素晴らしいコミュニティに恵まれたにも関わらず、十分な説明もなく突然サービスが終わってしまったのは残念です。このコミュニティはサービス終了時でも不満を言う方はほとんどいませんでしたが、運営の荒れたという判断でコミュニティへの書き込みが禁止になりました。
(運営の批判をされたくないという心理は理解しますが、プロジェクトにはサービス終了を招いた責任もあり、最後まで誠実な態度を貫いてほしかったところです。)
こういうプロジェクトの突然の撤退も含めて、文句を言うことができないので、そこは参加時のリスクとして、ユーザ側が十分に認識する必要があります。
Part4:StepnとSleeFiの現状と今後
Stepn/SleeFiプロジェクトのこれまで
両プロジェクトとも、期間の長さやピークの高さは異なりますが、以下のような経過をたどってきました。
黎明期:プロジェクトコンセプトに期待が集まり、知名度が上がる
成長期:トークン価格が上がり、新規ユーザが増える
絶頂期:トークンのEarnが過多になり、利益確定者による売り圧が高くなった結果、トークン価格が下がり始める
衰退期:トークン価格が下がり続け、人気が無くなる
SleeFiはプロジェクトが解散しましたが、Stepnはまだ活動中なのでこれから再興する可能性もありえますが、2024年4月時点では、最盛期と比べると衰退してしまっていると言って良いと思います。
各トークン価格の推移のグラフを乗せておきます。
StepnとSleeFiの今後
SleeFiは本日2024/4/15で、プロジェクトが解散しサービス終了となりました。
AppStoreの審査が通らないために、Webアプリに作り直すという1年以上の休眠期を経て、再起動をしてわずか5ヶ月程度のスピード解散です。
Web版でオープンΒが始まったときは期待を集めましたが、解散につながったのには、宣伝力不足、運営の姿が見えない、エコシステムを改善できなかった点が大きいと推察できます。
Stepnは価格の大暴落のあと、運営会社の「Find Satoshi Lab」は、MOOARというNFTマーケットを作り、DOOARというStepn経済圏の分散型取引所を作り、最近ではGas HeroというMMOゲームを作っています。
これは、Stepnの経済圏を拡大していくという戦略と考えられます。
2024年4月には、NTT docomo/MetaMeとの連携が発表されるなど、今後はどうなるかはもちろん不透明ですが、トークン価格の下落と戦いながら、エコシステムが破綻しないように立ち回っているようです。
Part5:合計300万以上を使って理解した教訓
BCGは楽に稼げるバイトツールではない
効率よく稼ぐならば、アルバイトや投資をするほうが圧倒的によい。また、BCG/暗号資産は、税制面でも雑収入になるため不利。
あらゆるものが保護されない
運営に悪意があったかどうかに関わらず、突然プロジェクトが解散しても何もできず、全て自己責任
(悲しい事実として)性善説は成立しない
エコシステムやビジネスモデルやユーザ心理の力学がうまく働かない限り「みんなが売らなければ」「運営が買い支えると思うので」「将来性があって新規ユーザがどんどん増えるので」「〇〇さんは信頼できる」という希望的観測は成立しない。
多くの利用者の目的は、金銭的利益であり、Stepn/SleeFiの健康促進のミッションは副次的になりやすい。
エコシステムを熟知し、トークンを売らずに再投資する人が大多数にならない限り価格は維持されないが、パブリックなコミュニティである以上難しい
採算を度外視して、損をしてでもプロジェクトの継続やコミュニティに貢献したいという人はゼロではないが、稀有な存在である
外部企業も利益とリターンを見てコラボをするので、ボランティアで入ることはない
そもそもエコシステムが不完全
「利益がでないと魅力的なBCGにみえない」のに、「利益を出そうとするとトークン価格が下がりBCGとして魅力を失う」という矛盾を根本的に抱えている
理想論の循環にたどり着ければ良いが、多くのBCGはベータ版からクローズドに小さく始まるので、現実的にたどり着かない(解散したプロジェクトの失敗経験が別のプロジェクトのノウハウになればよいのですが、現状そのような兆候はあまりない)
これからBCGを始める方へ
本記事は、冒頭にも述べたように、BCGを推奨するものでも否定するものでもありません。
BCGのような新規性のチャレンジャブルな領域に将来性を感じ、プロジェクトのビジョンに共感したのであれば、エンジェル投資家のように参画するのも間違いでは無いと思います。
ただし上記の通り、BCGを楽して儲けるバイトツールとして認識しているのであれば、その認識は改め、下記あたりを冷静に見つめたうえで、参加するか判断されると良いと思います。
Web3やBCGについて継続的に勉強と情報収集をし続ける
Web3やBCGは新規技術であるため、常に情報のキャッチアップをする努力が必要で、予期せぬトラブルや突発的な課題に自身で対応する必要があります。
BCGは現在のエコシステムでは、儲からない可能性が高いことを理解する
プロジェクトのエコシステムと利益構造を理解し、「お金の流れ/トークン価格の変動がどうなっているのか?」や「売買履歴のトランザクションをどうやって確認するのか」?などを理解する。
利益ではないプロジェクトのミッションに共感ができるかが大切
前述の通り、利益が出づらい/バイトツールではないという前提のうえで、そのプロジェクトのコンセプトを楽しめるかが大切
「なんで儲からないんだ!」や「損をした!」と考えたくなる人は、BCGではなく別の金融資産を運用する方が良い
現行の法律では、損害を保証する仕組みはなく、運営が資金を持ち逃げできることすら可能な状況を受け入れる
BCGに限らず楽して儲ける方法があれば、世界中の全員がその手段を実施するべきだが、そのような供給過多でも半永久的に楽して稼げる方法は見つかっていない。
終わりに
筆者はエンジニアなので、個人的には、Web3やブロックチェーンの技術には将来性も含めて、素晴らしいものを感じてはいますので、応援したいと思っています。
ただ、技術は単体では利益や活動をうまないため「BCG=Web3/ブロックチェーン×金融×ゲーム」のように、技術を他の要素と組み合わせて使う必要がありますが、その分、技術だけではない要素で難しさがでるのも必然です。
新しい技術や要素が市場に受け入れられるまでには時間がかかり、登場当初は既存勢力・既得権益者から反発があるのも自然ですが、希望と先見性を持って投資した方がいつの日か報われる時が来るのを願うばかりです。
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