![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/148752181/rectangle_large_type_2_4903dbd3497d360aa9a365985427b314.png?width=1200)
Photo by
budou1125
村上春樹 夏帆
図書館で新潮の創刊120周年記念特大号が貸し出し可になっていたので借りる。
春のみみずく朗読会で村上春樹が朗読した新作の短編『夏帆』を読む。
村上春樹らしい書き出しと登場人物で、本人が本人の短編をパロっているようなことを思いながら読み進める。エンディングを読んで、これも村上春樹らしいエンディング。 そのうち、『新潮創刊120周年記念特大号の夏帆は本人の短編をパロった作品です』と村上ラジオあたりで言いそうだな。村上春樹は主人公の男性も女性の80年代のバブルの頃の話を意識して書いたのかな?
川上未映子の『わたしたちのドア』を読む。川上未映子は村上春樹との対談集を私は読んでいなかったけど最近になってやっと読んだ。 ウィキペディアの写真、履歴から、村上春樹の小説で描かれるような年代のインテリ系美人で、これも80年代のバブルの頃に居たよね。と思う女性なのだけど、『乳と卵』、今回の『わたしたちのドア』も西村賢太のような私小説の女性版の印象を受けた。と言っても川上未映子の私生活は作品と全く違う可能性が高いが。