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生き物たちの暮す森|No016「悪天候の中の絶景」
昨晩から雨予報の朝。
麓から見上げた若草山や春日山原始林は霧雲に包まれており「これはきっと幻想的な景色に出会えるに違いない」と直感した。
午後の天候は大荒れ予報、午前中一時的に雨が弱まる時間を狙って若草山へ向かった。
案の定、若草山山頂付近は霧に包まれるどころか雲の狭間の光景が広がっていた。
目の前に広がる雲海と上空を覆う高層雲、春日山原始林や鹿の伝説が始まった御蓋山は霧に包まれては風に流されてを繰り返し、木々の稜線が一瞬見える度に僕の胸が高鳴る。
雨で潤った神聖な森が雲海から顔を出し空から太陽の存在を感じた瞬間シャッターをきった…
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その後、天候は悪化し予報通りの大雨に。
幻想的な光景は一瞬だったが、これまでの経験と直感を信じたからこその撮影日和だった。