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【東カリブアイランドホッピング#05】Day3③•トラブル発生!飛行機乗り遅れの危機/セントルシア🇱🇨

海外で散々色んな目に遭ってきましたが、東カリブの旅でもネタを作ってしまいました。(自分は何も悪くないけど)
今回はそんなトラブルお笑いネタです。


トラブルの前に

通常海外に行く場合、35/45Lのバックパックと小さなリュックの2つを使用しています。

今回は預け荷物1つから追加料金が発生する便が多く、小さなリュックに荷物を詰め込んでの旅行でした。

そして今回の旅行では初めて、飛行機のオンラインチェックインを利用しました。

普段は預け荷物があるので航空会社のカウンターに行くのは必須。
先にチェックインするメリットを感じていませんでした。
今回は預け荷物が無いので、メリットが大きかったのと、やってみようかなの気まぐれがきっかけでした。

これらが後に起こるトラブルのキーポイントになります。


前日 タクシーの予約

行きに利用したタクシーの運転手さんから、帰りも利用しないかと売り込みがありました。

海外でのこの手の話は信用ならないのですが、カリブは欧米からの旅行者が多く、高級ホテルも多数。
そんな国だからこそ、ちゃんとしてるんじゃないかと思ってしまったんです。(金額もそれなりだし)

この日は日曜で、乗り合いバスは運休。
しかも、悪路の先にある、山の中のホテルでランチする予定があったのと、フライトまでの時間がタイトだったこともあり、タクシーでの空港行きは必須だったんです。
値段も納得のいく提示だったので、13:30にホテルに迎えに来てもらうことにしました。


13:30(離陸160分前)  タクシー現れず

当日、ホテルでのランチを終え、約束の10分前に駐車場へ。
ところがタクシーは時間になっても現れませんでした。


13:40(150分前)  歩いて町に戻ることを決断

空港まで車で1時間。
オンラインチェックイン済とはいえ、今から出ても離陸までは90分。
どうするか迷っている余裕はありません。
ホテルでタクシーを呼んでもらっても、山奥なので来るまでに時間がかかるだろうな。

色々考えた末、歩いて町まで戻ることを決断。
タクシーが遅れているだけだったらダブルブッキングになってしまうし、遅れているなら途中ですれ違うはずなので。
この時はまだ、運転手を信じたい気持ちがありました。


14:30(100分前)  スフリエール到着・新たなトラブル発生

必死のスピードで歩き、スフリエールの町に戻ってきました。
この場合、戻ってきてしまったというべきか。
徒歩で戻ってきたってことは、タクシーは現れなかったことを意味するのだから。
信じていた自分が馬鹿だった…

泊まっていたホテルに荷物を預けていたので、回収に向かったのですが、ここで次のトラブルが発生。
ホテルのスタッフがいない…
荷物の保管場所に鍵をかけているのを見たので、スタッフがいないと荷物を受け取れません。
ホテル中を探しましたが、スタッフは見つかりませんでした。


14:40(90分前)  タクシー探し

荷物は一度あきらめ、先にタクシーを確保することに。
ホテルでタクシーを手配してもらう算段だったのに。
元々小さな町で、流しのタクシーを見たことが無く、不安が募ります。

外でタクシーを探しましたが、案の定見つからず。
これ以上探しても見つかるとは思えず、路上で飲み物を販売している方々にタクシーについて尋ねてみると、タクシーはいないとの返答が。
16:10に飛行機が出発することを話すと、タクシーを呼んであげると言ってくれました。
中々タクシーが捕まらずドキドキしましたが、何とかタクシー確保に成功。
感謝することしかできませんでしたが、本当に助かりました。


14:50(80分前)  荷物確保。タクシーで空港へ

問題は預け荷物。
怒り心頭で再びホテルに戻り、ドアを蹴破ってやろうかと思ったのですが、何と保管場所の鍵が開いているではないですか。
鍵をかけずに無人にするのはどうかと思うけど、その無頓着さが吉と出ました。

ちなみにこちらのホテル、ホテル代の支払いの際、機械の調子が悪くてカードが使えず、現金で支払いました。
ところが帰国後、ホテル予約サイトから料金が引き落とされていることが発覚。
間違いだったらしく、請求は取り消されましたが、自分は英語が喋れないので、抗議するのは大変でした。

無事荷物を取り戻し、後はタクシーが早く来てくれることを祈るばかり。
幸いすぐにタクシーは来てくれましたが、待っている時間はとっても長く感じました。


15:30(40分前)  空港到着・新たな試練

空港に向かうことはできましたが、運転手さんからは、急ぐことはできない。間に合わないかもしれないと告げられました。
空港までは山道が多く、車もそこそこ走っているので、追い越したり飛ばすことはできないからです。
希望とあきらめが交差する中、間に合わないことへの覚悟はでき、「いらんネタをまた作っちゃったな。今日の宿どうしよう?」なんてことを考えながらタクシーに揺られていました。

離陸まで40分のところで空港到着。
チェックインは済ませているので、急いで出国審査へ向かいます。
ところがここで新たな試練が。

紙の航空券が無いと出国審査へは通せないと言うのです…

このペーパーレスの時代に何を…
スマホでチケットを表示しても、時間が無いことをアピールしても一切通じません。

既に航空会社のカウンターは閉まっているので、ダメ元で別の航空会社に事情を話したところ、スタッフさんを探してくれました。
スタッフは見つからなかったのですが、他社なのにPCを操作してくれ、紙のチケットを印刷してくれました。
タクシーの手配をしてくださった方々同様、本当に感謝しかありませんでした。

もしもオンラインチェックインしていなかったなら。
もしも預け荷物があったなら。
飛行機に乗ることはできませんでした。


15:45(25分前)  出国審査と荷物チェック

離陸まで残り25分。
飛行機の扉が閉められてもおかしくない時間なので、まだ間に合うかは不透明です。
空港に着いてからずっと自分の名前がアナウンスされていて、時間が無いことを聴覚的にも思い知らされます。

幸い出国審査をスムーズに突破。
しかし荷物のX線検査が混んでいた。
どう考えても10分以上はかかりそうな状況だったので、スタッフさんを呼んで航空券を提示。
行列をパスさせていただき、荷物チェックをパスしました。


15:55(15分前)  飛行機へダッシュ

普通なら完全にアウトな時間ですが、まだ間に合うと信じて猛ダッシュ。
必死に走り、ギリギリセーフで搭乗することができました。

搭乗してから2分後に飛行機の扉はクローズ。
もしもどこかで一瞬でも判断が遅れていたら、飛行機に乗ることはできなかったでしょう。
それ程タイトな綱渡りと、色々な方々の善意によって飛行機に間に合うことができました。

しかしです、これでトラブルは終わらない…

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