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パイオニア PX-7 - レーザーディスクとの連携に挑戦したMSX
MSXの時代は、とてもPC自身で多彩なグラフィックを扱えるほどのCPUパワーが無かったので、外部の映像装置を使う頃で、これを実現しようとしていました。ちょうどビデオテープに代わってビデオディスクが普及しようかとしていた時代だったので、これを活用することにしたのです。
パイオニアは音響機器のメーカーとして有名でしたが、レーザーディスクを採用しビデオディスクの規格競争に勝ち抜き、ビデオディスクといえばパイオニアと言われるまでになっていました。
パイオニア(公式)
パイオニア
パイオニアは得意の映像機器を活用するために、palcomというブランドを立ち上げ MSX に参入したのです。MSX としての機能は一般的なものでしたが、外部機器のスーパーインポーズ機能を備え、レーザーディスクをコントロールするための BASIC 命令などが拡張されていました。残念ながらレーザーディスクを接続するための端子は独自のもので、レーザーディスクを使ったコンテンツは、この機種専用のものでした。レーザーディスクを活用したコンテンツとしてゲームもいくつかリリースされ、当時のPCゲームに比べると遥かに精細な大型機でしか実現できないようなCG画面を楽しむことができました(古い方の「TRON」が1982年です)。
プレーヤがあればLDゲームを楽しむこともできた!パイオニア「PX-7」
MSX PX-7 (Pioneer) 1983年 [PC]
MSX Palcomパイオニア PX-7 LD-7100
PX-7/V60について
レーザーディスクとMSX(Palcom:PX-7)によるLDゲーム
PX-7は MSX の大きな可能性を示すことができましたが、自分で自由に既成のコンテンツを操作するような使い方をするのは思ったよりも難しく、せっかくプログラムを作れるメリットを示すのは難しかったようです。
キーボードの左端には独自のキーが追加されていますね。
Pioneer Palcom PX-7(BK)
Palcom PX-7
Pioneer PX-7
ヘッダ画像は、以下のものを使わせて頂きました(Velibor Rajkovićによる) 。
https://sr.wikipedia.org/wiki/Датотека:Pioneer_PX7_PALCOM.jpg
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