Backblaze最新レポート
我が家のファイルサーバの話は
ハードディスクの健康診断
で書いたのですが、この秋にはとりあえず8Tを1台購入して入れ替えを行いました。基本的には容量の小さいドライブの中で最も稼働時間の長いものを引退させます。この結果3Tが8Tになったので、都合5Tほど合計の容量が増えたのですが、うまく3台セットの組として機能できていなかった1Tがあるので、見た目には6Tほど増えた勘定です。
実は時折、調子が悪いドライブがあるのですが、通常のディスクの検査ではエラーが出ることも無く、連続したアクセスが続くと黙るだけなので、なかなか発見できません。今回もこの状況がかわらなかったので、原因は引退させた3Tでは無かったようです。
さて、これで8T - 13台、4T - 5台、3T - 2台となりました。メーカーとしてはTOSHIBA - 5台、WD - 6台、Seagate - 7台、HITACHとHGSTがそれぞれ1台となりました。HGSTは良いのですが、なかなかリーズナブルには手に入りません。
既存の3台セットを構築し直して少し容量に余裕が出来たのですが、あればあるだけ埋まるのがハードディスクなので、まだ全体としては20%以下しか空いていません。バックアップ戦略を見直すつもりなので、もう少し空けられるとは思います。容量よりもファイルの数が増えてくると、いつまで各種サービスを行っているソフトが耐えられるのだろうかという方が先に心配に
なっています。
クラウドのバックアップについては
クラウドバックアップ - Backblaze
で触れていますが、この Backblaze が最新のレポートを発表しました。
ぶっ壊れやすいHDDはどれなのかが22万台以上の故障率データでわかるレポート「Backblaze Drive Stats for Q3 2022」、信頼度が高いHDD選びにお役立ち
Backblaze Drive Stats for Q3 2022
これによると採用しているメーカーとしては、Seagateが減ってTOSHIBAとWDが増加しているという我が家のサーバと同じような傾向を示しているようで、秋葉原の価格はグローバル・マーケットをよく反映しているのだなと思います。平均的な稼働時間が増加しているのも同じで、5万時間を超えているドライブも多くなりました。故障率は数%の世界なので、確かに最近はドライブが死んでしまうことは無くて、調子が落ちてきた段階で交換してしまっています。
レポートによると10Tを超えているドライブは信頼性が高くなっているようなので、そろそろオーバー8Tのドライブにも手を出そうかと考えています。組み合わせることを考えると、やはり2の倍数の容量が楽なので16Tがもう少しこなれた価格になれば嬉しいですね。
いずれにせよサーバとして使っているOSのサポートが切れてしまいますし、裸族のドライブベイも古くなってきたので、来年には本体の方を入れ替えることを先に考える必要がありそうです。それにしてもハードディスクはいくらでも容量が欲しくなるのはどうにもなりません。