発掘されたタイガー計算機
小学生の頃、平方根の計算がしたいと父親に電卓をネダッたにも関わらず(当時はひと桁あたり1万円もした時代)、買ってもらえずに倉庫から出してきたのが、このタイガー計算機です。まだ捨てていないよなと探していたら、ついに見つかりました。
電卓への長い道のり - 機械式計算機
掃除から始めないとホコリまみれなのですが、軽くハンドルを回したところ回るようなので、まだ計算できるかもしれません。
これでどうやって計算が出来たのかは、今となってはきっと謎だとは思います。私だって当時、使い方を覚えたのでなければ途方に暮れると思います。でも大丈夫、今はネットにどんな情報でもあります。
国内で最も普及した機械式計算機 タイガー計算器
電気を使わない「機械式計算機」がメカメカしくて格好よすぎた!
いやぁ、保存状態が良いですね。見つかった計算機も少し見栄えがする程度には磨かないとな。
面白いのが筆算のようなロジックで桁ごとに計算していくことです。詳しい説明はここにありました。
タイガー手廻計算器資料館 - 公式!
今ではトラック関係のシステムやさんなんですね。知らなかった。
この計算機のお陰でコンピュータに興味を持ったというか、欲しいものは自分で作らないとねということで、74シリーズのTTLを組み合わせて10進1桁分の加算回路を組み始めたのは覚えています。歯車は自作できないので機械式は諦めていましたが、歯車って人を引き付けるところがあって、バベッジの階差機関とか博物館で見つけては、ずうっと眺めていた覚えがあります。
チャールズ・バベッジ
まあ大学では自動織機も習いましたし、これが元でジャガード織機となりパンチカードの祖先ですものね。何事も元を辿れば、こういうご縁があるものです。レトロPCコレクションのはじまりの1台はコイツに決めました。