Small Basic を使ってみた
時折、昔のBASICなんかのことを書いてみていますが、今からBASICを覚えるのに何も行番号付きのBASICを覚えることはありません。とはいえいきなりVB.NETに手を出すと、あまりに覚えることが多くて気が遠くなること間違いないでしょう。
先日、Small Basic が15歳の誕生日を迎えたというニュースが流れてきました。
「Small Basic」が15周年 ~Microsoftの入門者向けプログラミング環境【15:00追記】
15年前と言えば、もうBASICを使うようなことも無くなっていた時代ですし、こんなものが存在していたことも知りませんでした。マイクロソフトのBASICへの熱い想いは今も続いているのですね。
Small Basic
Microsoft Small Basic
プログラムは専用のテキストエディタで書いて、実行のアイコンを押せば、即実行です。言語仕様としては、極めてシンプルで予約語は14個しかありません。といっても最低限のオブジェクトは用意されていて、オブジェクトの名前にピリオドをつけてメソッドを呼ぶというVBらしさは引き継いでいます。標準ライブラリには文字列処理や入出力に加えグラフィック命令もあります。これには懐かしいタートルグラフィックスクラスも含まれています。
こんな話はWEBページを開いて、チュートリアルを見ながら、処理系をダウンロードしても良いですし、オンラインで実行するサービスも用意されているので、やってみるのが一番です。
Microsoft Small Basic
ローカルもWEBサービスも今のWindows11環境で何の問題なく動作しました。もう少し丁寧な解説は以下の場所にも見つかりました。
Small Basic 入門
なんか最近のプログラミング言語って、最初に覚えることが多すぎるのと、バージョンアップが頻繁に繰り返されるので、読んでいる説明がたちまち古くなってしまって、ちゃんと動かせる状態になるまでの環境構築の障壁が高いような気がするんですよね。BASICはもう枯れた言語なので、その辺りの心配もなく、だいたいは思ったとおりに動く感じです。
プログラミング初心者の方は、Scratchであるとか、MakeCodeなどのビジュルプログラミングで学習するのも悪くないと思いますが、やはりコードで勝負したいのであればBASICも悪くはないと思いますよ。
Scratch
Microsoft MakeCode
このBASIC、それでも基本的な構文や型システムはVBなんで、少しまだるっこしいところもあります。でもこれを覚えればVBへの移行は楽になると思いますし、作ったコードをVBに変換する機能もあるようです。
X - Small Basic
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