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MSX2+の画面モード - YJK自然画モード
時間を見つけてはMSX0をアレコレいじっているのですが、そういえば実機を持っていたのはVRAM128KのMSX2だったので、MSX0も、その設定で使っていたのですが、MSX0はMSX2+までサポートされています。そこでどんな画面モードがあるのかを確認しようと調べてみました。
まずMSX0の場合、エミュレーションする対象をMSX2+に変更しなければなりません。2枚目(U1)にある設定画面を呼び出して工具のアイコンが有る設定ボタンを押して画面上部の真ん中の◯と右の◯をタッチしてモードを変えておきます。EXITでメニューを抜ければ再起動されて無事MSX2+機の誕生です。
MSX2+
MSX2+で追加された画面モードは10~12です。SCREEN 10はSCREEN 5の拡張版、SCREEN 11,12はSCREEN 8の拡張版です。解像度に関しては変わらないですが、10および11に関しては12,499色、12では19,268色もの色から選べるようになっています。また色の指定方法もRGBではなくYJKという数値で指定します。なおMSX2の画面モードについては以下のページに書いています。
MSX2 で拡張された SCREEN モード
YJKというのはYが明度でJとKで色相を表すんだそうで、RGBからの変換式もあるようですが、これはMSX2+独自というか採用しているV9958というVDPの仕様によるものです。
V9958
自然画モード YJK
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なかなかややこしい式が並びますし、キャラクターなどを描くのにこのモードを使うことは無さそうで、専ら写真などの表示で使うためのようです。VRAM上のデータ表現もなかなか面倒で、ご本家のマニュアルである「MSX-BASIC Version3.0解説書」にも詳しく書かれていますし、以下のサイトにも簡単な解説があるのですが、元になる画像データの中からどのようにパレットに定義する色を選択し変換していくのかを考えると、自力でやるものではないような気がします。
10章 V9958の画面モード
MSX2+で追加された仕様はあまり多くなく、あとは漢字周りかなぁ。こちらもいずれ調べてみます。
ヘッダ画像は確認に使ったMSX0。背面に磁石がついているのでPCケースに貼り付けて使っています。ちょうどUSBも近くにあるので付属の短いケーブルで給電できます。キーをポチポチするのは大変なので、RemoteControlPanelを愛用です。
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